見出し画像

【♯仕事】【♯転職】薬局事務員から医療事務員に転職した話(薬局事務員編)

お疲れ様です。奈久良じゅんです。
12月になり、2024年の終わりが近づいてきましたね。
転職して2ヶ月が経過したので、これまでに経験した仕事について振り返ろうと思います。
私的な内容も若干仕事に影響を与えていたので、関連する内容については触れています。
お付き合い頂けると幸いです。


<新卒から14年間、薬局事務員だった>

私は新卒で、地元の総合病院に入社してから14年間、下記の業務を主に行っていました。
 
■医薬品の在庫管理(発注、毎月の購入金額確認、業績会議用資料作成手伝い、棚卸)
■医薬品の使用期限管理(使用期限確認、期限切れ医薬品廃棄金額集計、返品交渉)
→約1000品目の管理をしていました。
■発注システムの保守管理
■在庫管理・使用期限管理業務のマニュアル作成
■入院患者の点滴取り揃え
→必ず薬剤師が最終確認をしてから病棟に受け渡す決まりになっていました。
■委員会業務(資料準備、会場設営・片付け)
■患者対応、来客対応、電話対応
■事務員のシフト作成
 
勤務していた総合病院は、外来患者については院外処方の扱いでした。そのため、患者さんと接する機会は少なかったです。院内移動中に場所を聞かれる程度でした。

<入社2年目で網膜色素変性症と診断された>

元々近視・ドライアイの症状で眼科に通院していたのですが、ある時急に目の奥が痛くなり受診したら大学病院を紹介されました。様々な検査を受けた結果、「網膜色素変性症」と診断されました。
大学病院の医師によると、「左側の視野が欠けているため、自分の左側にあるものに気づきにくい。同じ疾患の患者でも症状の程度に個人差があり、比較的軽症の部類のため現時点で失明する可能性は低い。治療法がないため生きている間は治らない」とのことでした。
想定外の展開のため、しばらく気持ちが落ち着きませんでした。父方の祖父の兄弟で、目が見えない人がいたらしく、やはり家系の影響ってあるんだと実感しました。
書類の左側に記載されている内容の見落としや、棚やドアにもぶつかるようになりました。私は「自分の視野に入っていない=そこに存在しない」という認識になってしまうようです。そのため自分の左側に人がいると驚きますし、置いてある掃除道具に躓いたりもします。室内の照明も必要以上に眩しく感じるため、その影響で頭痛や吐き気などの症状が出ることもあります。
薬局長に報告して、全体的に周知はせずに様子を見てもらうだけに留めてもらっていました。

<在庫管理業務で残業時間が最大90時間になった>

2016年に、前任の在庫管理担当者が怪我で急に退職して、ほとんど引き継ぎがない状態で業務を行いました。そして1年後に入社する後輩のためにマニュアル作成も同時進行で行ったため、1ヶ月の残業時間が最大90時間になりました。
業務量とストレスが増加した事で、疲れが取れずに咳が止まらなくなり、気管支炎が悪化しました。酷い時は喘息のような状態になり、通院して吸入や点滴などの治療を受けていました。後輩事務員が入社した時には、慢性的な気管支炎で常に体調不良でした。

<人間関係は微妙だけど助けが現れた>

■小学校・中学校の同級生薬剤師(女子)が高圧的に絡んできた
在庫管理業務担当として一緒に業務をしているはずなのに、自身の病棟業務を優先して殆ど手伝ってくれませんでした。手伝わないのに、自分の意見は主張していました。
常に『私は薬剤師であなたはただの事務員よ。私に従いなさい。』という態度でした。普段温厚な薬局長も手を焼く人物でした。
私が用事で有休を取って休んだ日に、同級生薬剤師に発注業務を任せたのに全く発注されていない事がありました。翌日、朝から3時間も事後処理をしたことがきっかけで、同級生薬剤師とは全面戦争の如く、絡んでくるたびにこちらも応戦するようになりました。
 ■年上のお姉様方(一部お兄様)が助けてくださった
在庫管理業務を教えてくれた薬剤師、同級生薬剤師に絡まれた話を聞いてくれる薬局長、いつも廊下ですれ違う看護師さん、更衣室のロッカーが隣の理学療法士さんなど、頼りになる年上の方々のお陰で何とか過ごせていました。

<父親の死が転機となり転職を決意>

2019年秋に胃がんステージ4を患っていた父親が亡くなりました。
母親は祖母の介護のストレスによって、関節リウマチを発症して働ける状態ではありませんでした。そのため母親を私の扶養に入れて、父親が対応していた町内会の清掃行事や重い荷物の運搬などを代わりに行うことになりました。
在庫管理業務は徐々に後輩事務員に移行していたのですが、家庭内での役割が増加したことで疲れやストレスが軽減することはありませんでした。長年同じ業務を続けて、改善点が減って「やること」がなくなってきたので転職しようと決断しました。

<最後に>

14年間の話をまとめたら、かなりの長文になってしまいました。転職後のエピソードは別の記事で投稿します。
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
今後の投稿も見て頂けると励みになります。

いいなと思ったら応援しよう!