赤口
しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
中国で時刻の吉凶占いとされて、日本に伝わった先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口といった「六曜」についてです。
それぞれに意味があり、その日の運を占う目安のように使われています。
現代では、六曜はあまり意識されなくなってきましたが、一部の地域や風習では、先負の日には神社での祭りや、特定の行事を行うなど、伝統的な行事が継承されています。
そのため、結婚式の日取りを決める条件として考える人も多いです。
六曜の中でも今回は「赤口」について。
「赤口」は「しゃっこう」「しゃっく」と読みます。
赤い口をした鬼が災いをもたらす日とされており、仏滅に次いで縁起の悪い日です。
鬼が休みをとる正午(午の刻:午前11時~午後1時)だけが吉とされています。
そのため結婚式の日取りとして避ける人が多いのですが、どうしてもその日に執り行う場合は、牛の刻の時間帯にさらっと行うのも一つの手です。
赤口は別名「赤舌日(しゃくぜつにち)」と言われます。
赤舌というのは陰陽道の赤舌神に由来します。
西門を守る赤舌神に仕える6つの鬼がいて、順番に西門を守るのですが、中でも最も凶悪だったのが3番目の羅刹神という鬼。
その羅刹神が西門の守る順番の日を赤舌日と呼び、恐れていたことが赤口の由来だそうです。
それから、赤という漢字で火や血を連想するため、火事や刃物に気を付けるべきとも言われます。