【FX研究所】テクニカル分析~②移動平均線(MA)
移動平均線(MA)とは、終値をn期間分合計し、nで割った平均値を繋ぎ合わせたものです。
※MA・・・Moving Averageの略
MAは、トレンド相場やレンジ相場の判断と、トレンド転換の識別に役立ちます。
一般的に、異なる期間(たとえば10日、50日、200日など)の移動平均線が使用されますが、私は、「20日」と「75日」を使用しています。
さらにMAには
・単純移動平均線(SMA)
・指数平滑移動平均線(EMA)
の2種類がありますが、私は「単純移動平均線(SMA)」を使用しています。
設定方法は、使用するMT4などで多少違いますが、大体「インジケーター」という項目に入っています。
例:「挿入」→「インジケーター」→「トレンド」→「Moving Average」
・20MAの場合
期間:「20」
移動平均線の種別:SimpleまたはSMA
適用価格:Closeまたは終値
色:任意ですが、ここではピンクにしています
・75MAの場合
期間:「75」
移動平均線の種別:SimpleまたはSMA
適用価格:Closeまたは終値
色:任意ですが、ここでは黒にしています
★MAの使い方
MAは、今がトレンド相場なのかレンジ相場なのかの判断と、トレンド転換の識別に使用します。
●トレンド相場とレンジ相場の判断
レンジ相場・・・20MAまたは75MAが効かずに、横ばいになっている
トレンド相場・・・20MAまたは75MAに傾きがある
●トレンド転換の識別
トレンド中は、20MAの上または下でダウ理論を展開している。
今まで効いていたMAのサポートとレジスタンスが逆転すると転換したと判断しやすい。
左上の始めのレンジ相場は、20MAと75MAが横ばいになり、絡み合っています。
この場合は、レンジ相場だと判断しやすいです。
ボックスの上から売り、下から買うという「レンジトレード」が狙えます。
下降トレンドが発生した後、ピンク①は20MAが効いたか判断が難しいですが、②と③は確実に効いていますね。
大抵3回目までは、同じMAに反応します。
これは多くの人が意識をしているからです。
3回目までは、20MA付近で売りを仕掛けます。
その後、20MAが効かなくなり、高値安値も更新幅がほぼなくなり、レンジ相場に入ります。
そして、前回安値を作った高値を更新して、トレンド転換します。
今度は、20MAがレジスタンスからサポートの役割に転換しているので、ピンク❶と❷で買いエントリーします。
注意して欲しいのは、ピンク❶では、まだ75MAがレジスタンスになっているので、跳ね返されて上昇トレンドに転換しないことがあります。
確実に狙いたい方は、75MAも超えてから買いエントリーして下さい。
最後のレンジ相場では、75MAがサポートになっているので、レンジトレードでも買いに比重を置いてトレードすると、勝ちやすいです。
※黒❶で75MAが効いているのを確認して、黒❷、黒❸で買う。
簡単ですよね!
ぜひ、検証してみて下さいね♪
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