恋愛感情が無い、からこそ。
「Aromantic」 に関する記事、見ていただけたでしょうか?
そんな僕の、常日ごろ思うことを書きます。
恋愛がテーマの作品の見方
恋愛の感情が分からない僕は、それがテーマの作品の世界に入ることができません。
恋愛がうまくいったことに感動して涙が出た、とか。
なかなか進展しない恋模様に胸が苦しくなった、とか。
恋愛に前向きな人物に対して感情移入した経験が無いんです。
どんな時代でも、流行るかどうかは関係なく 様々な恋や愛の形が描かれているわけですが、
恋愛の成功例に関しても、僕が共感できたパターンはありません。
実際に共感できた場面といえば、結婚生活が向いていないと自覚し 恋愛から距離をとって仕事に集中している姿ばかりでした。
それに、恋愛感情が伴った言動自体も理解できない僕は、
「なんでこんなにすれ違い続けるんだろう?」
「この場面でちゃんと本音を言い合ったら良いのに!」
と しびれを切らしてしまう上に、
だいたい結婚するか孤独になるか という結末だから、最後まで見続けたいと思わないんです。
視聴率や人気が高いものであっても、そういう気持ちになってしまうので、
それが雑談のテーマに挙がった時にはいつも置いてきぼりで、あっという間に孤立してしまうことがよくありました。
音楽の聴き方
音楽についても、恋愛感情をテーマにした曲はなかなか好きになれません。
耳で聞き取れなかった歌詞を目で追って その曲の世界に入る、というのが僕のルーティーンなのですが、
どんなに良い音が付いていたとしても、恋愛がテーマの曲だと分かったと同時に気持ちが冷めてしまうんです。
僕はむしろ、 「やみ曲」 というジャンルで感情移入できてしまう、変な傾向があります。
「やみ曲」 と言っても、性質が異なるジャンルが2つ存在しているのをご存知でしょうか。
一つは、「病み曲」。
「メンヘラ」と言われることも多いジャンルです。
失恋などによって孤独になり、欲求不満の気持ちを歌詞にしている曲です。
そしてもう一つは、「闇曲」です。
メンヘラを更にこじらせたような歌詞の曲です。
今の社会の流れに対して批判するものや、
"血" や "死" を想像させるグロテスクな描写のものも含まれます。
重低音の伴奏も、こういった 「やみ曲」と関わりが強いので、好きなんです。
ヘビメタやハードロックというジャンルが当てはまるそうです。
こう言われてみると、好きなミュージシャンがたくさん出てきます。
B'z、BABYMETAL、X JAPAN、
AC/DC、エアロスミス、ヴァン・ヘイレン、
ガンズ・アンド・ローゼズ、QUEEN、KISS、
GREEN DAY、JUDAS PRIEST、METALLICA、
BON JOVI ……と、こんなにたくさん。
僕が一番好きな世界観は、
Avenged Sevenfold の 「Hail to the King」。
英語の歌詞は分からなくても、ミュージック・ビデオと流れてくる音だけで好きになってしまいました。
どうでしょう?
共感できないと思った方にとっては、一生かけても理解できない世界なのかもしれませんね。
どうりで雑談がうまくならないわけだ……。
オーノ