UberEATSのDelivery毎の売上推移
1.最近Delivery料金単価は落ちているの?
UberEATSの帳簿つけを進めている中で、会計ソフト入力とは別でActitivites/Revenueを記録をSpreadsheetsにまとめてみました。結果を共有したいと思います。
2.UberEATS(ウーバーイーツ)配送料改定で報酬ダウン?
最近で最も大きな配送料金の改定は、2019年11月20日前後に運営から連絡がありました。
どうも、事業の法人化という触れ込みで配送料が改定されるようです。基本の配送料が引下げられるかわりに、インセンティブ(ブースト)が引き上げられるとのこと。
◆ 基本料金(受け取り料金、受け渡し料金等)およびサービス手数料
◆ インセンティブは引き上げられます
はて?(規約で決まっており、料金算出の基本ルールである)配送基本料が下がる代わり、(運営の気ままに出したり引っ込めたり可能な)運用できるインセンティブ(ブースト)でまかなうため変わらないよ。という事ですが、インセンティブは必ず実行されるわけでもなく、ブースト割合も1.1倍もあれば1.2倍もあります。業務をする場所、時間で恩恵を受けられないことは誰にでもわかりますね。
3.実際配送料単価は落ちたのか?
前提情報①:東京都心(池袋-新宿)、自転車、副業、6か月で600回くらい
前提情報②:クエスト料金は含まない。手数料は引き、ピークやブーストを足して1配達あたりの売上
(上図:UberEATS配達当たりの売上)矢印が2019年11月29日です。このヒストグラムは日にちでは単位ではなく配達単位です。赤い線が10移動平均です。凡そ500円付近を推移していることが分かります。
(下図:UberETAS 回数/Delivery平均売上)配達の頻度を明確にした方がデータ価値があがると思いますので、月間配達回数と平均売上を出しました。1月は85回程配達して583円/平均と他の月と傾向が異なりますが、他の月は配達回数に寄らず凡そ480-490円で推移していることが分かります。やはり10円くらい落ちています。しかしこれが料金改定によるものかというとそういうわけでもなさそうです。この単価の上下要因はピーク料金(シミ)をどれだけ捉えるかで大きく変わります。
4.最後に
4月に入り、COVID-19が本格的に蔓延する中、UberEATSドライバーの数は急増していることは誰が見てもわかる通りかと思います。UberEATSのようなソーシャルマッチングサービスの手数料売上をドライバーが上げていくためには、1配達当たりの単価を上げるよりも配達回数を上げる必要があります。つまりロングトリップよりショートトリップで回数を稼ぐという事です。この場合、少しでもリクエスト回数を稼がなければいけないため、競争相手が少ない時間帯、場所で勝負をした方が結果がでます。また回数は(跨ぎ)インセンティブにも影響するため、戦略的には「単価を下げて回数が増やす」という行動に出るべきなので、上記の単価トレンドが微減しているのは然るべき結果となります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?