永輝-NAKI-

「スチパン魔導具製作家」としてスチームパンクな魔導具をモチーフにしたアクセサリーや小物、アートを作成しています。 また趣味で2つの推しゲーム実況者様方をモチーフにした雑貨も作成したりもします。 日々の考えていることなどを、小説風にしてお届けしていきます。

永輝-NAKI-

「スチパン魔導具製作家」としてスチームパンクな魔導具をモチーフにしたアクセサリーや小物、アートを作成しています。 また趣味で2つの推しゲーム実況者様方をモチーフにした雑貨も作成したりもします。 日々の考えていることなどを、小説風にしてお届けしていきます。

マガジン

  • とあるハンドメイドの日常(仮)

    とあるハンドメイド作家(私)の日常の様子を小説風に日記として書いている。毎日成長出来る喜びを胸に抱いて。

最近の記事

とあるハンドメイド作家の日常(仮) -15日目水曜日-

物語を語るにはイメージを相手と統一しなければ平行線のまま交わらない。皆様は小説など、 所謂「本」と呼ばれるものは どう読んでいるだろうか。 読むこと自体にどうもこうもないのでは? とお思いになるだろうが、 私はそうは思わない。 活字を楽しむ人だったり、 ストーリーを楽しむ人だったりと 人それぞれ読み方が異なるはずだ。 私はと言うと、 文章から情景や人物、 ストーリーを一人称視点で想像し、 小説に入り込むタイプだ。 1番好きなのは推理小説だ。 特に三津田信三先生が好き

    • とあるハンドメイド作家の日常(仮) -14日目火曜日-

      見出し最近、母から日傘を使いなさいと 言われているが、 どうも日傘には抵抗がある。 第1に出したりしまったりが 面倒くさい。 第2に歩いていると 周りを気にしなければならない。 雨が降っても小雨程度であれば あまり傘を差さないくらい 面倒くさがりやな私には 日傘の抵抗感が強い。 せっかちではないが、 傘が歩く先を埋めていると どうも苛立ちが浮かび上がってくるのだ。 人それぞれ歩くスピードが違うのだから 仕方がないことだが、 傘の差し方で周りに気を使う人は少ない。

      • とあるハンドメイド作家の日常(仮) -13日目月曜日-

        「殺す気」で「生きる」ことこそ大事なことだ。また、月曜日が始まった。 土日でリフレッシュ出来たかと問われれば、 いいえ、と答えざるを得ない。 なぜなら2日間ともに何もせず ただボーッとしていただけだからだ。 またやる気がお留守になり、 考えることをやめてしまった。 何もしていないなら、 体は休まったのでは? という風に言われれば ごもっとも。 体は休まったとは思う。 ただ、心の方はと言うと やる事を後回しにしたに過ぎないので 罪悪感と焦りで疲労している。 まぁ、自業

        • とあるハンドメイド作家の日常(仮) -10日目金曜日-

          見出し今日は雲に意地悪されて 太陽が出てこられない分、 幾分か涼しい。 朝は少し遅めの電車に乗ったが 運良く座る事が出来たので 体が少し楽だ。 最近少しずつ減ってはいるが 食べることが大好きな私は 怠惰な贅肉を腹に溜め込み、 足に負担が掛かっているように思う。 遠目から見ると背が高い分、 おデブな体には見えないが、 近づくとお腹が出ているし、 足も太い。 夫の管理下の元、 サボり気味ではあるが、 軽い運動を始めている。 徐々に体脂肪も減ってはいるが、 微々たるものだ

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        • とあるハンドメイドの日常(仮)
          13本

        記事

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -9日目木曜日-

          あの日の私に誰とも被らないアクセサリーを。今日は私の作品について 語ろうと思う。 私の作品のコンセプトは、 「世界に一つだけの物語を    あなたの手の中に。」 である。 限定品以外は ひとつとして同じデザインのものは 作っていない。 また、一つ一つに物語があり、 それを手書きでショップカードに書いて お送りしている。 何故そうしたのか。 それには訳がある。 世の中にはたくさんの同じ服が売られ、 アクセサリーが売られ、 靴やその他たくさんのものが 売られている。

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -9日目木曜日-

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) ー8日目水曜日ー

          週の真ん中は気分が落ちる。コンクリートから照り返す 暑い熱にやられながら 職場から離れていく。 辺りはすっかり暗くなったと言うのに 熱は朝方よりも さらに暑い気がするのは何故だろう。 今日は色々と教わりながら 残業が長引いた。 覚えるのが遅いと言うのもあるが 何より現状、繁忙期に入った為だ。 毎日たくさんの案件をこなす。 頭がこんがらがるほどに。 些細なミスも増えていく。 だけれど前の職場で感じていた、 苦しみはさほど無い。 1度ミスをすると 自分よりも他の人に 迷惑

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) ー8日目水曜日ー

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -7日目火曜日-

          美味いおかずを同時に何品も作る人は神様に等しい。お昼前になると 聞き取れはしないが 事務所内は一気に騒めきが広がる。 周りの飲食店が混雑するため 12時よりも前に移動することが 推奨されている為だ。 お昼のベルがなる頃には 外食派の方々は席には既にいない。 最近節約に目覚めた私は お弁当を毎日持ってきているので 時間になると引き出しから取り出す。 おかずはいつも、 夜ご飯を多めに作って 100均で購入した カラフルなシリコン小皿に入れて 冷凍保存しているのだが、 先

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -7日目火曜日-

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -6日目月曜日-

          怒りは何も生み出さない。姦しい声で起きろと叫ぶスマホを 人差し指で黙らせて 扇風機で冷えた体を ゆっくりと起こす。 昔ながらの水銀の体温計を スナップを効かせながら振り、 脇へと挟む。 5分経過する間に頭を回し、 ボーッとした頭を無理やり起こす。 熱は正常、問題なし。 体温計を元に戻し、 少しボーッとした後、 朝ご飯の準備をする。 食パンを電子レンジに入れ トースター機能で焼き始める。 その間にお弁当の準備をする。 時間は7時10分。 今日は起きたのが少し遅かった。

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -6日目月曜日-

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -5日目日曜日-

          再構築しなおすとよりイイものが出来上がる。UVライトのコンセントを挿し、 素材を収納しているBOXを座椅子の側に置く。 作り出された冷風で満たされた部屋の ど真ん中に置かれた炬燵机の上に、 私の歯車たちがコトリコトリと置かれていく。 一昨日作って残っていた インド風カレーを昼ご飯にして平らげ、 窓からまぶしいほどの光が差し込む午後、 製作を開始する。 8月限定品を1度作り上げたものの、 もう少し手を加えてみたいという欲望から、 もう一度始めから作り直す。 大量に余って

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -5日目日曜日-

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) ー4日目土曜日ー

          掃除を始めると隅々までやり始めてキリがない。 家の中で暑さが抜けない部屋が 2つ存在している。 それはトイレとお風呂場だ。 古い上にイマドキ風に言えば DIY風なうちの古いマンションは、 下に住んでいる大家さんの 知り合いの職人さんが ちょこちょこと修繕を繰り返しているのか かなりの手作り感満載のマンションで、 トイレは換気扇がなく、 お風呂の換気扇は 明かりを消すと回らない作りになっている。 その為、トイレの窓は空きっぱなし、 お風呂の窓も開けっぱなしなので、 外の

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) ー4日目土曜日ー

          とあるハンドメイド作家の日常(仮)-3日目金曜日-

          週末の楽しみを味わう為に毎日を生きている。40歳と言う年齢になってくると 週末金曜日には疲れがピークだと 感じざるを得ない。 修正テープと間違えて スティックのりを手に取ったり、 数字の打ち間違えなどはザラだ。 だがしかし、 明日からの連休がまるで 小学生の夏休みのように 楽しみでウキウキしているのも また事実。 茹だる暑さの中、 冷えた1DK風呂トイレ別の 古いマンションで、 ほとんどの時間を過ごす2日間は 至福の時である。 お察しの通り、 お出かけは一切せず 毎週

          とあるハンドメイド作家の日常(仮)-3日目金曜日-

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -2日目木曜日-

          頭が破裂しそうなほど考えても何も始まらない毎朝毎夜、電車に揺られ、 たくさんの人々と 短い時間を共に過ごしているわけだが、 このたくさんの人々の中に、 「スチームパンク」という 単語を知っている人は どのくらいいるのだろうと考えてみた。 おそらくはほとんどいないのだろうと 推測している。 何故なら今までかなりの人に、 私の肩書、 「スチパン魔導具製作家」 を説明した際に、 スチームパンクで魔導具のような アクセサリーを作っています! と伝えても… 「スチームパンクっ

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -2日目木曜日-

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -1日目水曜日-

          初めて人間になれたと思えるようになった夜の帳はどっぷりと降り、 ジメジメした空気が 肌に纏わりつく夏も佳境に入った頃。 苛立ち隠せぬ会社員の方々と共に、 私は満員電車に揺られて帰路についていた。 20分強という短い電車時間でありながらも 8時間という長い間デスクに向かっていた足は 浮腫みとお友達になったかのように パンパンに腫れ、 怠さと共に顔は苦痛に歪んでいた。 40歳という節目の年齢、 さらには今まで人間関係に悩まされ、 幾多の職場を退職してきた私に、 ようやく新た

          とあるハンドメイド作家の日常(仮) -1日目水曜日-