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原点体験【旧約・女神転生プチレビュー】
一般的に「メガテン」というと、真・女神転生シリーズを連想する人は多いと思う。
「真」の文字に首を傾げつつ、その魅力にどっぷりと浸かると、今度は別な存在が煌々と見えてくる。
「女神転生」の存在だ。
メガテニストを名乗る以上、いずれは通過しなければいけない道だった。
今回、レトロフリークを手に入れたので、意を決して遊んでみることにした。
結論:原点体験
一言で言うと、面白かった。
今更もいいところだけど、この魅力をプチレビューしていきたいと思う。
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低い方だと思う。
※旧約・女神転生版です。
※全編通してネタバレ注意です。
プレイフィール
かなり遊びやすい!
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いわゆる女神転生のOVAを見たのは、もうすでに10何年前。
なんとなく、主人公のナカジマがロキを剣で倒すお話だったと記憶している。うっすらとだけ覚えている。
今回はせっかくなので、
ナカジマ→ヒトナリ
ユミコ→すっぴん
で遊んでみました。
プロローグを終えると、何の説明もなくダイダロスに放り投げ出される唐突感。嫌いじゃない。
ピコピコとレベル上げを楽しんでいたんだけど、最初の障壁が。
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このザンマがくっそ強い。焦げちゃう。
なんでも、複数の敵と戦う時、ターゲットが分散してしまうので、1匹倒すまでがキツイ。数的有利を取れるとあっさりなバランスが、個人的には好みでした。
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合体素材としても優秀。
真以降のシリーズに親しんでいれば、なんの問題もなく楽しめる作り。
レトロゲームだから贔屓目に見て〜とかではなく、普通に楽しかった。
そりゃあメタファーとか最新のゲームと比べると〜というのはあるけれど、それでものめり込むような作りではありました。
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序盤はひたすらダイダロスの塔を下っていく。最初のボスのミノタウロスを倒す頃には、システムやゲームの感覚がざっくりとつかめてくる。かなり面白いぞ、これ。
いわゆるウィザードリィシリーズは遊んだことがないんだけど、「ウィズの亜種なんだろうなぁ」と思いながら遊んでいました。
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最初に真1を遊んだ時、システムへの慣れに苦戦した。そう考えると、真1の面白さを味わい尽くしていないような気がする。それくらい、慣れた後に遊ぶ初期メガテンが面白かったです。これには驚き。
メデューサを倒してからが本番
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てか、ボスが強くて苦しい
序盤はどう攻略していいのか戸惑うこともあったけど、メデューサを倒して、色々解放された後にわかった。
このゲームは「ビエンの街」を拠点にダンジョンを攻略していくゲームなんだと思う。
メデューサが支配しているビエンは天空の街とも言われていて、ビエンの街自体が色々なダンジョンと接続できる仕組みになっている。
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この辺りは真2を思い出す。
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この機能が解放されると、レベリングが一気に楽になる。
いきなりほぼラスダンにも行けるので、うまくいけば簡単にレベルが上げられる。通ほどいきなりアンフィニに突撃するんだろうなぁ。
この頃になると、合体できる悪魔に「いつもの面々」が揃ってくる。
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ビエンを拠点にしつつ、いろんなダンジョンに潜っていく感覚は、なかなか味わい深かかったです。端的に言うと、いつかまた遊びたいなと思えるぐらい。聞いてるか、女神異聞録ペルソナ!
サクサクと楽しいゲーム体験が続くんだけど、中盤以降は敵の攻撃も苛烈。
てか、単純に数が多すぎる。
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いや、性的な意味じゃなくて。
全滅しても、所持金半分で復活できるので、デスペナは緩い方。
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それでも、武器防具を揃えるのにお金がかかるので、なるべくなら避けたい所存。
全体を通して
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人間が強すぎるって言うのは初期メガテンにありがちなことだけど、それでも今作は仲魔が頼もしかった印象。
というか、攻撃方面じゃなく、タンク的な役割で使っていました。
純粋にパーティ全体のHPが増えるってのが面白かった。
真シリーズではボス前に出すのが基本戦術だったけど、低燃費な仲魔をゾロゾロと引き連れて練り歩くのが楽しかったです。そっちの方が楽だし。
思った以上に補助魔法の効きが弱くて、ボス戦はいつもガチバトル。命からがら勝利していました。
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一回倒してフリーズした時は泣きそうになった。
総評
メガテンの基礎はここから
ダイダロスだのミノタウロスだのメデューサだの、初期はギリシア神話系かなぁと思っていたものの、中盤からイザナミが出てきたり、ラスボスは閣下であったりと、かなりごった混ぜ感がある本作。
魔王ルシファーにイザナギとイザナミの力で立ち向かうっていうコンセプトが面白かったです。
当たり前だけど、令和の今に革新性は全くない。
それでも面白かったのは、このゲームが持つ不変の魅力なんだと思う。
ボリュームの割に満足度が高い作品でした。
結構はっきり好きって言える。うん、こんな感情に驚いている。
これなら女神転生2にも期待できそうだ。
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超好き。