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ペルソナ5の面白さを断言したい【P5Rクリアレビュー】

つい先日、数年ぶりにペルソナ5をクリアいたしました。

やっぱ面白いね、ペルソナ5。個人的にはアトラスゲーの中でもトップクラス。

スイッチ版がリリースされたのをきっかけに、手をつけてなかったロイヤルで2周目をプレイしてみました。

無印はPS4でトロコン済み。

色んな発見があって面白かったので、まとめていきます。
ネタバレ全開です。ご注意。
未プレイの人は100時間後にまた会おう。

結論:
やっぱり記憶を消してもう一回やりたかった。

プレイフィール

何度プレイしても「面白い」ゲーム

初めてペルソナ5をプレイした時、謎の高揚感に包まれていたのを覚えている。

「あ、俺、おもしれーゲームやってんだな」

プレイしながら自覚できることほど、ゲーマー冥利に尽きることはないと思う。

UIや操作性は完璧。クオリティに圧倒されながら鴨志田編をクリアする時には、その世界観にどっぷり浸かっていました。

鴨志田戦でのMVP。物理耐性を信じろ。

その時点で5/1。これが3月まで続くんだと思ったら、もうたまんない。
「あー、やっぱり面白いな」と思いながら、久しぶりのペルソナを楽しみました。

展開を知ってるからこそ効率よく進められるし、「うわ、次あのパレスかよ」とか面倒に思うこともまた一興。

カレンダーを進めるにつれ、行動範囲が少しずつ解禁されるじれったさは、やっぱりペルソナの面白さだなと再認識。
こんなに忙しいゲームって他にないよね。

色褪せない名シーンの数々

ロイヤルが発売されてからすぐに飛び付かなかった理由はひとつだけ。

脳裏にこびりついた名シーンが鮮やかだったから。

ニイジマパレスでの攻防やイゴールの正体は、初見プレイ時には相当なる衝撃が走った。絶対に忘れられないと思う。

その時点ですでに満足していたペルソナ5が、僕の中で特別なゲームになった瞬間だった。

イゴールの声優である田の中勇氏はP5発売前に逝去。
そのため、イゴールの声が変わっても不自然ではなかった。それを逆手に取ったトリック。ずるいぞアトラス。

解放されたイゴールのあの声を聞いた瞬間に涙が溢れたことを、僕は生涯忘れないと思う。

「あの感動を味わいたい」

「記憶を消してもう一回やりたい!」

わざわざ記憶が薄まるのを待ち、最大限の感動を引き出してやろうとしたけど、結果は大失敗。初見ほどの衝撃はありませんでした。そりゃそうか。

名シーンのクオリティを再確認すると同時に、過去のじぶんをとても羨ましく感じた。なんか感情がぐちゃぐちゃでした。

終わるのが勿体無いゲームプレイ

コープの確認画面。これ、ホントに画期的な神システム。

旅立ちの朝、挨拶回り。
タロットカードが一つずつ消えていくたびに、とても切ない気持ちになる。

「ああ、終わるんだなぁ」

全部わかってるはずなのに抗いたくなる気持ち。終わりがつらいゲームはペルソナとマザー。鉄板だよね。

不満点がないといえば嘘になる。
それでも全体として大きな満足感を持って、久しぶりの2周目をクリアできた。

2周合わせて200時間程度。プリンでVIPに行けちゃうね。

ロイヤルへの感想

これまでポジの立場をとってきたけど、ロイヤルはちょっと不満。
はっきり言って、ロイヤルは蛇足だと思います。むしろファンディスク?

P3の後日談もそうだったけど、無印までの完成度と比較して、どうしても甘さが際立つってのが正直な感想。

事実、無印ラスボス撃破後がテンションの最高潮だったし、やや消化気味に3学期を過ごしたことは否めない。

3学期のストーリーラインはというと、そこまで引き込まれるものでもなかったかなぁ。深夜アニメで言うと、ドラマCD。ライトノベルで言うと0.5巻みたいな感じ。
なくてもいいよね。その分、面倒なイベント増えたけど。そんな印象。

ロイヤルの良かった点

すべてのアトラスヒロインを過去にする女。お前はホントに…。

新ヒロインの芳澤かすみや明智との関連。これに尽きる。

口が悪い明智を楽しめるのはP5Rだけ!

特に明智は無印の頃から大好きなキャラなので、スポットが当たってくれたことには素直に嬉しかった。
選ばれなかったキャラ、いいよね。ホントに好き。

そのほかにも、コミュパートやイベントパートでの電話イベントは嬉しかった。

賛否分かれるけど、大好きだぜ竜司。 幼稚さも含めてお前の個性だ。

10/27の竜司の電話にはめちゃくちゃ泣いた。怪盗団の絶望感がひしひしと伝わってきて。
裏でかかるBeneath the Maskがまたいいんだよなぁ。

ペルソナの特性が増えたのは面白い試みだったと思う。
耐性や魔法だけじゃなく、ペルソナの差別化を図ると言う点でもGood。
火力に困っている人は深追いの気質を入れ込んでみると、楽になるかも? 僕はめちゃ擦ってた。

ロイヤルへの不満点

ロイヤルを発売するにあたって、「少しでもクオリティを上げよう」というペルソナチームの気概はひしひしと伝わってきた。

それにアトラスの売り方に今更異を唱える気はゼロ。
でも、追加要素は手放しで褒められる出来じゃあなかったなぁ。
無印クリアの新鮮味が残っているうちは、ロイヤルを避けるのが正解かな。

僕たちがロイヤルに期待していたのは、3学期の充実だったはず。
しかし、蓋を開けてみれば強制イベントでイタズラに日数を消費させられ、行動可能な期限は2月の頭まで。2月はほぼ丸々行動できない。

もちろん、開発に工数がかかることはわかってるつもり。きっとできる限りのことをしてくれたのはず。

でも、無印で上げ切ったハードルに苦しむのは、ユーザーからの信頼の証だし、産みの苦しみとして当然だと思う。
たとえ水増しだとしても、遊びを許容するアイディアがもっと欲しかったと思った。

ダーツは楽しかったけど、別にP5でやりたいわけじゃないぞ。
他にもっとあったはずだぞ、やれること。

自由度が高いペルソナというゲームにおいて、行動可能日数が増えるということは、「新しく何ができるのだろうか」という期待につながる。

その期待を裏切られてしまった悲しさが、3学期にはあるのかなと思いました。それでいてフルプライスならなおさら。

金は出すから、もうちょっと頑張れアトラス。

名曲の数々

久しぶりにプレイしてみると、やはりその曲の良さに打ちひしがれる。
ここでは個人的に好きな楽曲をいくつか紹介していきます。

Wake Up, Get Up, Get Out There

無印のOPテーマ。
ペルソナ5の第一声が「Who am I ?」なのオシャレすぎん?
それだけで推せる。好き。
ボーカルのLynさんは日本人なんですね。とても意外。

Beneath the Mask -rain-

個人的にペルソナ5といえばこの曲。ホントに好き。
夜の透き通る感じがしててとっても好き。イメージは秋の夜長。特にrainが好き。
この曲がかかるとエモさが際立つ気がします。

Last Surprise

通常戦闘曲。
Take Overよりもこっちの方が好きで、普通にエンカしてました。
イントロがぶち上がる。「やるぞ!」っていう気になる。

Rivers In the Desert

シドウと双子戦の曲。
久しぶりにプレイして印象が変わった曲。とてもカッコいい。
緊張感がある。強敵と戦ってる感じ。シドウがつえーんだ、これが。

I believe

目黒神「ラスボス前にいつものイントロ入れたろ!」

好きになるに決まってんじゃん。テンション上がるわ。マジか!?ってなる。
でも同時にすごく寂しかったなぁ。もう終わりなんだなぁって。

Throw Away Your Mask

寂しい。苦しい。グッとくる。
ラストの演出はいいよなぁ。漢の意地の張り合いって感じがしてすごく好き。

僕らの光

ED曲。大好き。みんなの顔グラカッコよくて好き。
多大なる満足感に包間れる名曲です。一本の映画をみた気持ちになる。

総評

久しぶりのペルソナ5はやっぱり名作でした。
それを確認できただけでも今回のプレイに意義があったと思う。超好き。

変なところでダイタンなWindsor、好きだよ。

スイッチでの挙動については、全く問題なし。
全編を通してカクツクことは一度もなく、一般ユーザーが遊ぶにはなんの問題もないので安心して買おう。

強いていえば、ダーツの操作感に苦戦するぐらい? プロコンを持ってないと大変かも。

「ゴロゴロしながらペルソナやりてー」と少しでも思うのなら、買って損なしです。

なんだかんだ言われてるけど、僕にとってはトップクラスの神ゲーです。
JRPGを代表しても恥ずかしくない。ペルソナ5くんになら……いいよ?

ペルソナ5最高だ!
アトラスさん、ペルソナ6もよろしく。

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