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ひとり起業1年目で挫折しない5つの方法。起業7年目の僕が教えます

僕は脱サラ→ひとり起業をして、このnoteを書いている今現在で約7年ほど経ちました。改めて振り返ってみると、ほとんど失敗の連続だったと感じています。良くも悪くも、計画もなしに好奇心のまま突っ込んでいくタイプなので(笑)

これまで、ブログやSNSを使ったアフィリエイトや、情報発信、セールスライティングなど、様々なビジネスに挑戦してきました。結局やらなかったですが、不動産や株に挑戦しようと猛勉強した時期もあります。

あれこれ自分の好奇心の矛先を探っているうちに、気が付けば7年ほど経過していました。その中で、これからひとり起業を目指す方のために、起業1年目から挫折せずにビジネスを楽しむ心得について、僕なりの考察をご紹介します。

あくまで参考程度ですが、何かの新しい発見があれば幸いです…!


1:夢中になれるビジネスを選ぶ

1つ目は、夢中になれるビジネスを選ぶことです。

僕はこれまで選んできたほとんどのビジネスは、「ラクして稼げるから」という理由でスタートしてきました。ブログやSNSは資産になるとか、外注さんを使って仕組みを作って自動化するとか、不動産や株なども、自分の稼働時間を減らしてラクして稼げるみたいな…。そんな謳い文句に簡単に飛びついていました。

でも、結局どれも長続きしませんでした。そして僕が行き着いた結論は、「努力」は「夢中」に勝てないということです。

自分がそこまで興味がない分野に参入して、長期的に成功しようと思ったら、やっぱりその商品を好きになる必要があるんですよね。例えば、美容のジャンルなら最新のコスメについて興味が尽きないとか、マーケティングなら戦略を考えたり狙い通りに売れるのが楽しいとか、その分野について勉強や追求することが苦にならないどころか、むしろ楽しいと感じる状態です。

僕がブログやSNSのアフィリエイトをやっていたときも、いろいろなジャンルに挑戦しました。地域のイベント、ガジェット、美容、コスメ、生活トラブル、不動産、仮想通貨などなど。稼ぐためにたくさん勉強して資格を取ったものもあります。

でもある日、その分野が本当に好きでビジネスをやっているライバルたちには、絶対に勝てないと悟りました。それだけでなく、勝てるか勝てないかよりも、ライバルたちが楽しそうに活き活きとビジネスをしている姿が、とてもキラキラして見えたんです。稼げるからという理由でスタートした自分が、なんだか無性に虚しく感じてきたんですよね。「大切な人生の時間を楽しむことに使わないなんて、俺は何をやっているんだろう…。」みたいな感覚です。

これからひとり起業にチャレンジしようとしている方は、僕と同じ失敗をしないように気をつけてくださいね。

2:ビジネス仲間をつくる

2つ目は、ビジネス仲間をつくることです。

ひとり起業する方のほとんどは、PC1台でオンラインビジネスをするかと思います。自宅か近くのカフェが職場になるのですが、誰にも会わないなんて日がめちゃくちゃ増えます。これが寂しいんですよね(笑)クライアントさんとZOOMがあればまだ良いですが、スタバの店員さんと挨拶する程度しか口を開かない日なんてザラにあります。

このときに心強いのが、同じ境遇にいるビジネス仲間です。心の安定剤になるだけでなく、ツールやノウハウの失敗談や成功談など共有できるというメリットもあります。何より、フィードバックがもらえる環境というのもかなり強力です…!

ひとりでビジネスをやっていると、どうしても俯瞰できなくなるんですよね。自分でもびっくりするくらい客観視できていなくて、見当違いな方向に進んでいることなんて日常茶飯事です。仲間がいればお互いフィードバックし合うことで、かなりスムーズにビジネスが進むようになります。

これから参入したいビジネスが決まっている方は、ビジネスコミュニティに参加するのもおすすめです。僕も最初はブログ副業を教えてくれるコミュニティに参加して、良いスタートダッシュが切れました。自己投資が必要にはなりますが、得られるものは多いと思うのでぜひ参考にしてみてください。

3:スマートに稼げる幻想を持たない

3つ目は、スマートに稼げる幻想を持たないことです。

大前提として、どんなビジネスをするにしても、スマートに稼げるという幻想を捨ててください…!重要なのでもう一度いいますね、スマートに稼げるという幻想から解き放たれてください(;´Д`)

どれだけ入口が簡単そうに見えても、結局ビジネスは難しいです。最初はネット上に転がっているテンプレートや、メンターの成功事例をもとに稼げるかもしれません。ですが、途中からは必ず自分の頭で考えて、能動的に行動しないといけなくなっていきます。

このときに、初めて挫折を経験する人が多いんですよね。僕もそうでした。ビジネスって正解がないんだ…。こんなに難しいんだ…。自分でやっても全然ダメやん…。何やってるんだ俺…。みたいに、めっちゃダサい感じになってきます。

でも安心してください。これは誰しもが通る道です。ダメダメで、ダサダサな時期は誰でも経験します。ひとり起業家の登竜門みたいなものです。でもこのダサい時期があるから、最終的に何事にも冷静に対処できる強い自分が完成するので、必要以上に落ち込まないように気をつけてくださいね。

良いときがあれば、悪いときもあります。悪いときがあれば、次の良いときを迎える準備をするイメージです。ぜひ覚えておいてください。このnoteも参考になると思います。

4:お金と時間の自由をゴールにしない

4つ目は、お金と時間の自由をゴールにしないということです。

先に誤解がないように言っておくと、実際にはお金と時間にゆとりのあるライフスタイルは目指します。でも、それをゴールにしないという意味です。

なぜかというと、仮にお金と時間の自由が手に入っても、退屈すぎてメンタルが壊れるからです。

実際に僕も大金持ちではないですが、1日2時間程度の作業だけでサラリーマン時代の月収を超える収入が入るようになりました。でも友人たちは、当然仕事しているので遊んでくれません。というより、ひとり起業するとサラリーマンの方々とはなかなか価値観も合わなくなってくるので、気軽に遊びに誘えなくなっちゃいます。

こうなると一人で何か趣味でも探そうとするのですが、何をやっても楽しくないんですよね。じゃあビジネスをやればいいやんって思うかもしれませんが、稼げるからという理由で始めたビジネスなら、その情熱もなかなか湧いてきません。

一言でいうと、達成感とか充実感が無くなるのです。このような状態になると、お金と時間があっても暇すぎてどうにかなりそうな感覚に陥ります。お城の中に閉じ込められたお姫様が、シーツを繋げて窓から飛び出したくなる気持ちがよくわかりました…(;_;)

以前、とある経営者さんのセミナーに参加したのですが、まさに僕と同じ状況に陥った方でした。この方は美容通販の会社を立ち上げて、年商20億ほどの実績をつくったとのことで、一見すると羨ましいと感じますよね。ですが現実は真逆で、もともと美容に興味が無かったので、これ以上今のビジネスを展開しようという情熱もありません。お金と時間だけはたくさんあるので、毎晩飲み歩くようになりますが、それも全然楽しくありません。自分は何のために働いてきたんだろうと考えるようになり、生活は荒れ果てて、最後は鬱になってしまったそうです。

これではダメだと思って、自分は何が好きなのか振り返ったときに、マーケティングが好きだということに気づいたそうなんです。そして今は美容の会社を手放して、某マーケティング会社の一人の社員として充実した日々を送っていました。年商20億の経営者よりも、今のサラリーマンの自分の方が充実しているとのことでした。

1つ目の「夢中になれるビジネスを選ぶ」にも繋がる話ですよね。少年時代のように、好奇心を刺激されて何かに夢中になれるという状態が、どんなに幸せなことかと感じるようになりました。これから起業するあなたも、同じ間違いをしないようにぜひ注意してください。

5:誇らしいと感じるビジネスを目指す

最後は、誇らしいと感じるビジネスを目指すことです。

誇らしいってどんな状態?と思いますよね。例えるならば、こんな感じです↓

・ビジネスを通して人や社会に貢献している
・大切なパートナー、家族、友人に胸を張れる(謙遜はしますよ。笑)
・お客様の喜ぶ顔が見えて、心の充実感がある
・雑誌やTVのメディアが取材したくなるようなビジネスである

なぜ誇らしいビジネスを目指すと良いのか…?
それは、僕たちのモチベーションに関係するからです。人は根源的に次の5つの欲求を持っているとされています。

参考文献:忙しい社長のための「休む」技術

上図のうち、現代人は普通に働いてさえいれば、「生存」の欲求は満たされている状態にあります。ですが、パフォーマンスを100%引き出すためには、「持続可能」「安全」「自己実現」「存在理由」という4つの原始的な人間の欲求を満たす必要がある、という考え方です。

中でも「安全」の欲求は、人から尊敬されたいとか、認められたいというもので、食事と同じくらい重要だとしている研究者もいるほど。実際に、刑務所にいる囚人たちの多くは、誰からも尊敬されない境遇にいた方が多いそうです。認められたいから犯罪を起こしてしまう、という深層心理があるとのこと。イタズラする子供も、同じような感じがしますよね。このように、誰からも認められないという状態は、それくらい僕たちにとってツライ状況なんですね。

ビジネスを始める動機なんて、「自由になりたい」とか「お金持ちになりたい」とか「世界中を旅行したい」とか「家族のために」とか、そういう利己的な理由がほとんどです。尊敬されたいとか、人や社会のためになんて考えている人は、ごくごく一部。ですが先ほども伝えたように、お金と時間の自由にゴールを設定したところで、ほとんどの人は幸せにはなれません。だからこそ、偽善でも何でもいいから、スタート地点で人や社会に貢献できる方向にベクトルを向けることが非常に重要だと考えています。

とはいえ、最初はそういう考えに切り替えるのは難しいと思います。起業初期なんて、自分のことだけで精一杯ですし、明日のご飯の心配ばかりですからね(笑)ビジネスを進めていくうちに、少しづつ人や社会のために貢献できているという方向に意識を向けてみてください。目の前のお客様の喜ぶ顔をつくっていけば、自然とこみ上げてくるものがあるかと思いますので。長くビジネスを楽しむためには非常に重要なことなので、ぜひ覚えておいてくださいね。


以上が、僕が考える起業1年目で挫折しない5つの方法でした。

サクッと書いちゃおうと思っていたのですが、途中で熱が入っちゃって気が付けば4000文字を超えていました…(゜o゜;

これからひとり起業をする方に、少しでも参考になれば幸いです…!

それでは今日はこのへんで。Ciao

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