反応重視の情報発信になっていないか…?
先日3ヶ月ほどかけた
プロモーションの納品が
終了したのですが、
今回の打ち合わせでクライアントさんから
頻繁に出てきた言葉があります。
それが「信頼感のあるコピー」です。
というのも、
このクライアントさんは
もう半年以上お世話になっており、
今回のプロモーションも3回目。
過去の納品事例や制作物も
参考にしながらコピーを考えていたのですが、
煽るような文言をなるべく
避けたいという要望がありました。
煽るような文言とは、
具体的には「年商◯◯万円」とか、
「安定収入」のような、
金額を前面に打ち出しての訴求だったり、
ラクして簡単に稼げる的な
ニュアンスの文言を避けたいという
印象を特に強く受けました。
WEBマーケティングでは、
未だにクイック&イージーの訴求が強い世界です。
クイック&イージーとは、
簡単に早く結果が出るという
短期的な欲求を刺激するコピーで
集客をしていくというイメージです。
もちろんこの戦略自体は
理にかなっているので問題ないのですが、
ただ昔から嫌われやすい要因として、
反応重視の発信が増えているという点です。
この「反応重視の発信」というのが、
最近よく言われる「煽るような発信」や
「ガツガツした発信」、「年商月商アピール」などなど。
お金をチラつかせるような魅せ方や、
弱者でも簡単に金持ちになれる風に見せる
コピー(文言)を多用することを指します。
僕のビジネスの先輩は、
「イキリ発信」と言っていました(笑)
僕は個人的に苦手なので
なるべく避けているのですが、
たまに情報収集のために
X(旧Twitter)を開いてみると、
まさにこの、
反応させるための
冒頭文ばかり出てきて
すぐに胃もたれしちゃいます…。
一度の大量の受講生を
受け入れるようなスクールだと、
大規模なプロモーションを
仕掛けるのですが、
どうしても反応重視の
刺激的なコピーが多用されています。
このような規模になると
当然広告やSNSでバンバン宣伝して、
売上も一気に5千万以上や億超えするので
参入したての情報発信者さんたちが、
あたかもそれが業界のスタンダード
みたいに見えちゃうんですよね。
だからそれを真似して、
反応重視の刺激的なコピーを
使う人たちが増えているのではないかなと。
個人的には感じています。
ただこれには注意点があって、
自分とは価値観の合わない人たちまで
反応してしまうので、
販売したあとに色々と問題が
発生しやすくなるんですよね。
これを避けるために、
やっぱりブランディングの視点は
これからさらに重要度を増していくと
個人的には確信しています。
そもそも、
ビジネスで使われるブランディングは
1990年代から普及されたと言われていて、
歴史的にも浅いのでまだまだ抽象的な概念です。
僕は個人的にブランディングを
研究しているオタクなのですが、
近年どんどんブランディングが
注目されるようになった背景として、
それぞれの業界の反応重視の売り方に
世間の人たちが嫌気がさしてきたんじゃないかなと。
そう感じています。
みんな煽られ過ぎて、
もうカロリーオーバーなんじゃないかな…(^_^;)
少し前にとあるお笑い芸人さんが、
最近はTV離れが進んでいることから、
みんなスマホで自分が好きな
お笑いを見るようになって、
エンタメが細分化されているから、
ニッチな笑いを追求する人たちが
増えてきたと言っていました。
音楽もそうですよね。
僕が学生のときは、
安室ちゃんとか浜崎あゆみさんとか
カリスマ的な存在が必ずいたんですけど、
最近はそういうカリスマ的なスターが
すぐ頭に思い浮かばないないのは、
好みの細分化が起こっているからじゃないかなと。
これはひとりビジネスの世界でも同じで、
ノウハウを教わりたいけど、
自分の好きな価値観の発信者から学びたい…!
という欲求が強まっているからだと
個人的には分析しています。
つまり、
何を学びたいかより、
誰から学びたいか…?これが重視される
時代になってきているということ。
ぜひあなたも自分の好きを
しっかりと表現するためにも、
ブランディングについて学びを深めて
みてはいかがでしょうか^^
今回のnoteの内容が、
好奇心と品格あふれる人たちの
参考になれば幸いです。
それでは今日はこのへんで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?