ペルソナ設定から始めると失敗する理由
商品開発をするときに
まずはペルソナ設定をしましょう。
と学びますよね。
住んでいる場所や年齢、性別、
仕事、年収、趣味、休日の過ごし方、
好きな雑誌、などなど。
ライターさんやWEBデザイナーさんなど、
フリーランスの方なら一度は
ペルソナ設定の経験があるのではないでしょうか。
ですが、
ひとり起業家やフリーランスが
自分のサービスを作る段階で
このペルソナ設定をしてしまうと、
かなり高い確率で失敗してしまいます…。
今日はペルソナ設定から始めると
なぜ失敗するのか?!
その理由について解説しますね。
結論から言うと、
実在しないお客様を設定してしまう。
からです。
自分でペルソナ設定をしてしまうと、
どうしても都合の良いお客様に
なってしまいがちなんですよね…💦
まさに僕もそうでした。
はじめに僕は自分の起業ストーリーの
棚卸しからスタートして、
そこから強みを見つける作業をしました。
そこで見つかった成功要因が、
ブランディングだったんですよね。
起業するならまずはブランディングだ…!
ブランディングをみんなやるべきだ…!
僕のように悩んでいる人たちがいるはずだ…!
そう思いながら、
次のようなペルソナ設定をしました。
こんな風に考えて、
ブランディングに関する発信をしたり
フロントエンドの無料プレゼントを作ったり
色々とやってみたのですが、
全然お客様が集まって来ない…😅
なぜそうなってしまったのか…?
これがまさに、
僕にとって都合の良いお客様を
勝手に設定していたからなんですね。
おそらく、
僕が設定したようなペルソナは、
根気強く探せば
そのうち見つかるかと思います。
実際に発信をしていると、
そういったお問い合わせもありましたし、
一応、存在はしているのです。
とはいえ、
売れるかどうか?で言うと、
話は変わってきます。
起業初期はとにかく
お金がありませんよね…。
今月全然集客できなかった…。
来月の家賃どうしよう…。
カード分割使おうかなぁ…。
起業初期なんて、
毎日こんな心配ばかりしていると思います。
なのでまずは、
理想のペルソナ像を語るよりも
とにかく売れることを
考えないといけないんですよね。
では、
ひとり起業家やフリーランスが
商品作りをスタートするときに、
一体何から始めたら良いのか?
それは、ニーズを見つけることです…!
言い換えると、
お客様「それ欲しい…!」を見るけること。
これが、
僕たちがやるべき
一番最初の作業になります…!
今から約2年前。
YouTubeの企画で、
億万長者が正体を隠して
90日間で1億円の価値がある
会社をつくれるか?というものがありました。
この企画に挑戦した覆面金持ちは
億万長者で起業家のグレン・スターンズさんという方。
アメリカで5本の指に入る
住宅ローン会社を設立したすごい方です。
グレンさんはこの動画シリーズの中で、
このように語っていました。
動画の中のグレンさんは、
お金も地位も、
何も持っていないひとり起業家です。
田舎町なので、
町民たちはグレンさんが
億万長者なんて誰も知りません。
その状態でスタートした
グレンさんでしたが、
ペルソナ設定がどうのこうの…。
なんて議論は全然ありませんでした。
先ほども記載したとおり、
まずは「それ欲しい」を探すところから
スタートしていたんです。
僕も含めて、
売れないと嘆いている人たちは
「それ欲しい」探しを
やっていない人たちなんですよね。
他にもこんな事例があります。
治療院を運営しながら
WEBマーケティングのサポート事業も
展開している僕の先輩マーケッターさんは、
順調に売れているように見えて、
その裏では膨大な数の訴求を試していました。
いろんな切り口を試して、
いざ広告などで流してみて、
全然売れなくて、
次の訴求を試してみて…
という作業をずっと繰り返した結果、
「それ欲しい!」に
たどり着いたと語っていました。
今は女性専門の治療院を
2店舗ほど経営されていますが、
ペルソナ設定をはじめたのは
売れ始めたあとからです。
このように、
成功できる人たちは、
売れる場所が見つかるまで
行動できる人たちということですね。
成功者は
ペルソナ設定からスタートせず、
成功できない人たちほど、
ペルソナ設定からスタートしています。
こういう話は
マーケティングの本からでは
なかなか読み取れないですよね😅
自戒の念も込めて、
今日からまたビジネスを楽しみたいと思います…🔥
このnoteをきっかけに、
あなたもぜひ「これ欲しい!」探しを
スタートしてみてくださいね。
今回の内容が
好奇心と品格あふれる
ビジネスオーナーの参考になれば幸いです。
ブランドプロデューサー
中園諭史
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