ひとり起業|年商1000万をつくる前提条件と基準値
ひとり起業を目指す人にとって、年商1000万を最初の目標にしている方は多いかと思います。そこで今回は、ひとり起業家が年商1000万をつくるための前提条件と基準値について、僕なりの考えをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
前提条件:ゆるく、らしく。
僕はクライアントさんたちに、前提条件として「ゆるく、らしく。」の状態を目指すようにお伝えしています。
これが、僕が考える「ゆるく、らしく。」の状態です。
なぜ、僕がこの状態をおすすめしているのか…?について少しお伝えしておきますね。
僕は起業して7年ほど経ちます。
そのなかで自分のパフォーマンスがめちゃくちゃ高くて、お客様にもすごく喜んで頂けたのが「ゆるく、らしく。」の状態でした。
逆に「ゆるく、らしく。」の状態から逸脱してしまったとき、精神的に不安定になり、著しくパフォーマンスが落ちてしまい、自分がツライだけでなくお客様にも迷惑をかけてしまいました。
この経験から、クライアントさんには僕と同じ失敗をしないように、口を酸っぱくしてお伝えするようにしているのです。
身体を壊してしまうと、仕事も遊びも楽しめません。また正常なメンタルでないと、キレのある判断もできなくなっちゃいます。自分だけ被害を被るならまだマシですが、最終的に迷惑を被るのはお客様ですからね。サラリーマン時代は、他の従業員が自分の尻拭いをしてくれます。ですが、ひとり起業すると、誰もあなたを助けてはくれません。そのため、とにもかくにも、まずはリラックスできる環境をつくって、自分の健康も守る。これをぜひ意識してみてくださいね。
ちなみに僕の失敗などの経緯については、こちらのnoteで詳しく解説しています。ぜひ合わせてチェックしてみてください。↓
教えるビジネスをする
次に年商1000万を達成する基準値としてお伝えしておきたいのは、「教えるビジネスをする」ことです。僕は、ひとり起業家が1000万を達成する方法は、次の2種類があると考えています。
このように、同じ年商1000万を目指すとしても、働き方次第で結果に大きな違いが生まれます。
僕もかつては、SEOライターの請負業務をやってきたのですが、1ヶ月めちゃくちゃ頑張っても月商100万円を稼ぐのは無理でした。でも自分が教える側になることで、毎日2時間ほどの作業で年商1000万を稼げるようになりました。
その間、イタリアに1週間旅行に行ったり、さらに1週間ほどホノルルマラソンに参加したこともあります。合間にクライアントさんへのサポートも余裕で出来たので、お客様の満足度は下がりません。むしろ、僕のビジネスに対する知見や見識が広がったことで、さらに商品力をUPさせることができました。その結果、もっとお客様に喜んでもらえるサービスになりました。
とはいえ、教える側になるよりも、黙々と作業する方が性に合っているという方もいるかと思います。職人さん的な思考をお持ちの方ですね。もちろん、これはこれで自分の価値観とか生き方を貫いて欲しいです。僕もどちらかというと職人気質なので、めちゃくちゃ気持ちはわかります。
ですが、せっかくひとり起業を目指すなら、お金はあるけど、忙しくて時間がない…。という状態にはなって欲しくないと僕は考えています。職人気質の方なら、本当に自分がやりたい事に時間を割いたほうが人生楽しいですよね。もしそれがすべて、請負業務の中で叶うのであればいいですが、自分の欲望と世の中のニーズが完全マッチすることはそう多くはありません。
それだけ好きなことを仕事にするということは、需要とのミスマッチがあるのでやっぱり難しいものです。それなら、教える側になって自分の時間を大幅に確保することで、本当に自分が好きなことに没頭できるという考え方の方が、結果的にもっと人生を楽しめるんじゃないかなと。僕はこっちに挑戦してほしいなと考えています。
また、教える側になることで、色々と見える景色が変わってくるものです。自分の知識を相手が理解できるように体系化することは、いざやってみるとすごく難しいので、学びがめちゃくちゃあります。わかりやすく伝えるために、自分自身もどんどん必要な知識をインプットする必要もあるので、教えているうちに気づけば自分自身のスキルもかなりUPするんですよね。
このように教える側になることで、一人で黙々と作業しているだけでは、決して得られない経験値が手に入ります。職人気質の方だったとしても教える側になる方が、結果的には自分自身のスキルUPにも繋がるものです。ひとり起業をする方は、騙されたと思ってぜひチャレンジしてみてください…!
必要なお客様の数
教える側になることで、必然的に自分の商品をつくる流れになります。単価でいうと、一人のお客様から20万円〜100万円をいただく感じです。自分が参入する市場によっては、100万円以上の高額なサービスもつくれます。
ここから、ひとり起業家が年商1000万を稼ぐために、1年間に必要となるお客様の数を算出してみました。単価20万、単価30万、単価50万の3パターンで見ていきましょう。
※もちろんまだ実績が無いうちは、もっと低価格の設定からスタートしていきます
教える側になって自分の商品を持つことで、年間でサポートするお客様の数は24人〜60人という結果になりました。どうでしょう…。思ったより少ないですよね。年商1000万円のハードルが一気に下がったのではないでしょうか。
アップデート前提で考える
これまで、年商1000万円の基準値について僕なりにまとめていきました。とはいえ、経費や納税などのことを考えると、正直年商1000万はあまり豊かではありません…。手残りがあまり無いんですよね(;´Д`)。
だからこそ、今回お伝えした前提条件の「ゆるく、らしく。」や、「教えるビジネスをやる」などが活きてきます。これらをベースに年商1000万を構築することで、自分の時間が大幅に確保できるので、次のステップへ進む時間とリソースを確保できるのです。
このように、アップデート前提で年商1000万円のベースを構築することはとても重要になります。もちろん、年商1000万円以上を目指すかどうかはあなた次第です。ですが、いずれにせよ伸びしろは残しておいた方がいいと僕は考えています。そうじゃないと、いざ年商2000万とか3000万を目指したいと思い立ったときに、また0から構築しないといけなくなりますからね…。これはかなりキツイかなと思うので、ぜひ最初からアップデート前提で仕組み作りをスタートしてくださいね。
以上、ひとり起業家が年商1000万をつくる前提条件と基準値を知る。というテーマでまとめてみました。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです…!
それでは今日はこの辺で。Ciao