情報発信は「見せる」と「魅せる」を使い分けよう
ひとり起業家の情報発信について抽象度を高めて分析しているときに、大きく2つの要素に分類できるんじゃないかと感じるようになりました。
それが、「見せ方」と「魅せ方」です。
個人的にこれからの発信は、マーケティングとブランディングの2つを明確に意識した方が、個性あふれる良い感じのクリエイティブが増えると考えています。
というより、そうなって欲しいです…!
そっちの方が楽しそうなので♪
※2つの違いについては、僕が5万文字でまとめた「ブランディングとは?」という記事でも詳しく解説しています
僕が考えるマーケティングとブランディングの違いについて、比較した表があるので、ここでもご紹介しますね。
簡単に言うと、マーケティングは見込み客に反応させる技術で、ブランディングは関係を構築する技術だと捉えています。
マーケティングにおける相手に反応してもらう技術とは、具体的には以下のような要素です。
こんな感じで、客観的な事実を「見せる」ことが肝になります。コピーライティングでも使われる基本的なテクニックですよね。
一方で、ブランディングにおける関係を構築する技術とは、具体的には以下のような要素です。
こんな感じで、主観的な発信で見込み客の心を動かす「魅せる」ことが肝になります。魅了するとか、共感してもらうという表現もできますね。
なんとなく味気ないなぁ。面白くないなぁ。自分らしくないなぁ。と感じる発信には、おそらくマーケティング的な「見せる」傾向が強くなっているときです。
逆に、自分の想いをこんなに頑張って発信しているのに、誰も反応してくれない。こんなに良いサービスなのに、誰も欲しいと思ってくれない。なんで…(;_;)。という状態は、おそらくブランディング的な「魅せる」傾向が強くなっているときです。
「見せる」ばかりになってしまうと、瞬間最大風速が高くて、目先の利益をすぐに得られると思います。でもですね、自分とは価値観の合わなかったり、依存度が高いお客様も集まってきてしまい、非常に疲弊してしまうということも…。(経験者は語る…笑)短期的な利益追求には効果的ですが、長期的には続けられなくなっちゃいます。
一方で「魅せる」ばかりになってしまうと、自分らしさも感じられるし、誇らしい発信ができるかもしれません。ですが、目先の売上が立たないと資金繰りが難しくなってきて、理想論ばかりで数字が着いてこない状態になってしまい、ただの趣味とか夢想家みたいになっちゃいます。これだと自分だけでなく、大切な家族も守れません。これはこれでNGですよね。
つまり、マーケティング的な「見せる」と、ブランディング的な「魅せる」は、どちらかが欠けてしまうとビジネスとして成り立たなくなるので、どっちも必要ということ。さらに、どちらにも依存しすぎないように、常にバランスを意識しながら発信した方がいいよね。という話。
これが頭ではわかっていても、実際に発信してみるとなかなかに難しいんですよね。でもこれからの時代は、両方ともうまく化学反応させてしまうハイブリッド発信者がどんどん覇権を握ると僕は考えています。
セールスライティングが得意な人とか、ゴリゴリのマーケッター畑の人は、どうしてもマーケティング寄りの左脳思考になりがちなので注意が必要だと感じています。
また女性発信者に多いのですが、見た目の良さげな雰囲気やエモい文章に感情的に反応してしまうような人は、ブランディング寄りの右脳思考になりがちなので、これはこれで注意が必要です。
ぜひ自分自身の発信(アウトプット)を振り返ってみて、「見せる」と「魅せる」のバランスを意識しながらチェックしてみてくださいね。
ちなみに僕も振り返ってみたのですが、ツッコミどころ満載でダメダメでした…笑
トレンド的な手法に媚びないで、もっと自由に、クリエイティブな発想で楽しみながら、自分らしい情報発信を一緒にしていきましょう…!
それでは今日はこの辺で(´ε` )