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AWS認定Solution Architect - Professional合格しました(2回目)
こんにちは、久しぶりの投稿です。
私は現在、AWS認定Solution Architect Professionalの有資格者ですが、2025年1月末で資格の有効期限がきてしまうところだったので、12月7日に再認定のため受験してきました。
表題のとおり、無事合格しましたので、簡単に合格までの受験勉強法や受験するまでの過ごし方について残しておきたいと思います。
私の経験と現在の保有資格
私のこれまでのAWS経験は5年ほどになります。個人的にはもう少し前から触っていたと思いますが、業務で使用するようになったのは5年ほど前の案件からとなります。最初は、オンプレミス環境からAWS環境へのリホスト案件でしたので、資格がなくてもできるような案件だったと思います。ただ、AWSに関する業務を行うにあたり、資格は保有しておいたほうがいいだろうということで最初はSAAを取得しました。その後、サーバーレスアーキテクチャを必要とする構築案件に携わるため、SAPを取得しました。その後、様々なアーキテクチャの構築経験を経て今にいたります。現在は自分で手を動かして作業するというより、マネージャーとして部下の作業のレビューをしたり相談にのったりすることが多いです。
これまでAWS認定資格については、Solution Architect - AssociateとProfessionalのみ保有しています。SAPは今回はじめての更新となります。なお、ご存じの方は多いかもしれませんが、SAPに再認定されると、下位資格であるAssociateのほうは受験していなくても自動的に再認定されます。
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AWS認定Solution Architect - Professionalの試験概要についてはAWSの公式ページを見ていただくのが確実ですが、対象としては、AWSクラウドアーキテクチャの設計とデプロイについて2 年以上の実践的な経験を持つ個人を対象としています。
なお今回、私は12月7日に受験していますので、次の有効期限は2027年12月7日です。期限より少し早めに受験した理由は、1回不合格になってもまた1月に受験して合格すれば、有資格の状態がと切れなくていいよねという算段からです。結果的にはそこまで心配しなくてもよかったわけですが。。。
試験の難易度については、前回のSAP-C01のときの試験の内容からさらに対象サービスが増えたこともあり、なかなか今回の難易度も高かったように思います。3年前はAWSを使ってシステム構築を行うにあたり、実際に画面を操作して構築することがほとんどでしたので、さまざまなサービスの機能について把握はしていました。そのため、3年前の受験ではそこまで難しいとは感じなかったのですが、今回は違いました。自分がマネージャーになって、直接、AWS管理コンソールを触って様々なサービスの機能にふれる機会が減ってしまったこともありますが、やはりSAP-C02の新しい試験も、サービスの細かな仕様を把握しておかなければ答えられないような問題もあります。
自分の勉強法
今回、私が勉強し始めたのは10月下旬ごろからだったと思います。やはり試験がSAP-C02に変わったということもあり、本を一冊購入しました。
この本は、試験対策としてはよくまとめられていて、SAP-C02ではどのような対策が必要かを把握するという意味では読んでおいてもよいと思います。ただし、この本を読めば受かるほど、SAP試験は甘くはありません。この本では、各サービスの概要を簡単に把握するのには良いのですが、詳細には書かれておらず、後半に行けばいくほど、簡単な説明だけして終わりという記述が目立ちます。模擬問題もついていますが、いろいろ勉強した後、最後に自分の理解度を試すために1度は解いておいた方がいいかと思います。
では、何で勉強すればよいかですが、やはりこれも皆さんご存じ、Black Beltです。
ただ、各サービスの詳細を把握するには良いのですが、量が多いので事細かく見て把握するのは相当の時間を要すると思います。全部きっちり理解していく時間がとれればよいのですが、AWSばかりやっている仕事ならともかく、そうではない方も多くいらっしゃることと思います。各サービスで資料は分かれていますので、自分があまり経験がないサービスを中心に把握するための勉強ツールとして読み進めるのがよいでしょう。
私の場合は、試験対策として、問題の傾向や、勘を取り戻すため以下のサイトも利用しました。いくつかSAP-C02に対応したudemyの演習テスト問題集はあるようですが、ある程度評価がされているものを選びました。有料ですが、キャンペーンで1800円くらいだったと思います。
最初は、山下さんの本で2週間くらい本の内容を把握していき、本の中の模擬テストを1回やり、そのあとは、udemyで演習テスト1~4までを2回ずつやりました。演習テスト5は最後に自分の実力を測るために、試験直前に実施しました(時間がなくて22問までしか解けず・・・)。
(そして、結局、BlackBeltはほとんど見る時間がとれず・・・)
山下さんの本 10月25日購入ー11月中旬ごろまで。
udemy 演習テスト① 1回目 2024/11/19実施、正答率 76%
2回目 2024/12/3実施、正答率 89%
演習テスト② 1回目 2024/11/28実施、正答率 72%
2回目 2024/12/4実施、正答率 86%
演習テスト③ 1回目 2024/12/1実施、正答率 65%
2回目 2024/12/5実施、正答率 93%
演習テスト④ 1回目 2024/12/2実施、正答率 65%
2回目 2024/12/6実施、正答率 85%
試験は午後1時からで予約していたので、朝は比較的ゆっくり起きて、大阪で受験でしたので、1時間半前には梅田について、マクドナルドでランチしてからテストセンターに行きました。テストセンターに向かうまでに途中何があるかわかりませんので、時間には十分に余裕をもって、リラックスした状態で試験にのぞむようにしましょう。
テストセンターに行くと受付で注意事項等の説明や、身体チェックや写真撮影などがあります。ここでも10分から15分程度は時間がかかると思います。私が行ったときは、他のテストの受験生で大変混雑していました。20分くらい前には着くようにした方がよいです。あと、身分証は2種類必要です。忘れ物がないようにしましょう。
結果
今回は演習テストを重点的に実施したことから、試験で問われそうな観点は理解ができていたため、試験の解答については、時間的な余裕はありました。といっても、30分ほど時間があまっても、見直しできる問題は数問程度です。試験中に見直しフラグを立てておいた問題と、最初の数問だけ見直し、時間終了です。結果は、810/1000で、今回も合格でした。試験当日にはわからないので、「おめでとうございます」メールが届くまで、非常に落ち着かないです。
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資格は、自分自身のモチベーションの維持もありますが、業務上どうしても必要なものでもあるので、これをきっかけに、技術力を高めたいと考えている部下たちにもぜひ合格目指して頑張ってもらいたいと思います。