ゲーム完全攻略 スーパーマリオ
不良中学生の薮崎ともゆき君が、スーパーマリオのやり過ぎにより、気持ちが悪くなって、シンナーで正気を取り戻そうとビニール袋で吸い始めたら、とても気持ちが良くなった。
ともゆき君は再びコントローラーを握って、マリオをジャンプさせた。しかし調子が悪くてボタンを押しても反応しないので、つまらなく感じた。
もとゆき君は窓を開けて、マリオのようにジャンプしてみた。トタン屋根を転がり落ちて、そのまま地面に激突しそうになったが、ちゃんと足から着地した。
「や、やった……俺は、やれば、出来る??」
突然、大きな亀が炎を吐いて襲ってきた。ジャンプ台が見えたので、それを利用して、もとゆき君は百メートル上空に飛んで、実家の近くを流れる川に落ちた。
川を泳いで、しばらくすると金の斧が見えた。もとゆき君は目を輝かせて、斧をつかもうと手を伸ばし、間違えて中学の卒業証書を貰った。そして魚河岸でバイトを始めた。