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ゲートボーク

 小学六年生・マスタカは部活動など別にどうでもよかったが、ゲートボール部は入ってみれば案外面白かった。昼間、購買室に行ってノートを盗み、ゲートボールで勝つための戦略を立てた。ノートの内容は緻密で、チームの動きを計算して、憎たらしい五年生チームをおさえ込む作戦だった。
 部活動の時間になり、グラウンドに出ると白線を引き、ゲートボールが始まる。マスタカの同級生でタオカという男が大活躍した。しかしマスタカはむなしい気持ちになり、近所の保育園に侵入して、カラフルシールを盗んだ。急に頭がくさくなった。

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