
N国民 SS(48歳 トラック運転手)
ネット国民のSS、彼は鼻炎の症状が朝から気になって、かかりつけの耳鼻科医に連絡して、仕事に向かう前に診察をしてもらった。薬を出されて、昼ご飯を食ったらこれを飲んで、仕事場の2回の仮眠室で少し横になろうと思った。
SSは毎日が同じことの繰り返しで、一体俺は何故生まれてきたのか、などと哲学的な疑問が頭を支配する瞬間に悩まされている。結局、覚醒剤に頼るしかないと思って、知り合いのヤクザに連絡した。
「SS?久しぶり。どうかした?薬物………いや……在庫は………ハァ??お前ちょっと待てよ!!なあ………………それはマズイだろ、お前のほうが。お前は、話にならない。切るぞ」
SSは電話を切られ、自分はヤクザにも嫌われるのかと落ちこんで、パチンコ屋でも行くかと憂鬱な気分で仮眠室を出た。
でた途端に鼻水が止まらなくなり、しかも黄色い鼻水で、SSは階段を踏み外して何度も転げ回って落ちて、そんな自分自身に苦笑した。
「痛い笑笑」「ち〜んげ」と誰が見てるのか分からないがネット国に電波を飛ばした。
SSは家族全員に風邪を移して、それをきっかけに家族は健康意識が高まり、幸せに暮らした。ネット国民の素晴らしい一生だった。