しょう次郎の明日
売れない役者の少次郎が、
「サムライの様に、いさぎよく、役者をやめよう」
と決心して、役者を辞めてヤクザになった。
「ハッハッハッハ、ハーーッハハハハ。俺は偉えんだよ!ヤクザの世界でトップに立ってやるよ!
」
粋なスタイルの少次郎が街に現れて、みかじめ料を徴収したり、芸能人の悩みを聞いて解決してやったりと、動き始めた。
少次郎はデパートのショーウィンドに反射した自分の姿を敵と勘違いして、逃げたら消防車にぶつかり鼻血が勢いよく吹き出して、演技と現実の違いを知った。しかしそれを知っても、ヤクザとしてくすぶったままだった。