パチスロ半グレ隊 ジョニー 1−2
池ケ谷終一ことジョニーが、パチンコ屋で遊ぶのは久々である。今日来たところは「ヘアポート072」なる店名で、断崖絶壁の上にそそり立つ珍しい店だ。
ジョニーは軽トラックで前日から駐車場に待機していた。今日はイベントなので、ジョニーも高設定の台を打ちたくてそわそわしていた。
朝が来て、ジョニーは軽トラのドアを開けた。まだ、人は誰も並んでいない。入口の前でスポーツ新聞を地べたに広げて、その上に座って開店を待った。
そして全裸になって寝っ転がり、センズリを開始した。
しばらくの間、人が来てもお構いなしのジョニーだったが、シルの発射と同時に開店して、行列を作っていた人達は、ジョニーをマットの様に踏みつけて店内に入った。
「イテッ。イテテテテッ。いてえ!!」
遅れをとったジョニーは全裸のままで、出そうな台を見つけようとウロウロするが、ボッキ状態なのでサオがまっ直ぐに伸びて、アンテナのようである。
『パチンコ・モンシロチョウ物語』の台を探す。誰かが先に座って打っているので、ジョニーは先客の後頭部にチ○コの先をくっつけようと爪先立ちになり、あと7mmで届くはずが足を滑らせて、床に倒れこんだ。
ジョニーは台の液晶画面を見て、モンシロチョウ物語のヒロイン・ひろえちゃんが出てきたのでセンズリをした。先客が気味悪いと感じて台から離れると、ジョニーは笑いながら意識を高めた。
モンシロチョウ物語の当たり確率は40000分の1。心臓に疾患を抱えるジョニーだが、心臓に悪い両切りのピースをふかして目が輝く。
ジョニーが何事かをつぶやいて、両手を画面のひろえちゃんに向けて、 手かざしパワーを注入した。2時間ほど続けているのを店員は監視していた。
ジョニーはオナニーをしながら逃走した。なんとなく店員は追いかけた。ジョニーは崖から落ちた。そして今日は終わった。