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竹中屁蔵っ子純情
伝説の女、岡田一美を知りたくて、私は某所に来ている。古都の趣きを感じさせるこの街の、中心地にある塔にのぼって、備え付けの双眼鏡で街を眺めた。
岡田一美を見つけた。彼女は甘味屋の前で座ってお汁粉を食べていた。
私はすぐに向かった。
岡田一美の前に立ち、
「わ、わたしは竹中屁蔵という者です!一美さん、好きです!」
と告白して、驚いた顔の岡田一美に花束を渡した。
岡田一美は馬面で冷静に「お前のようなチンカス男に声をかけられるとは……私も落ちぶれたよ!それと、何なの、この花束!!」と言い放って、私の顔にペタッと貼り紙をくっつけた。貼り紙には、「ロンフーあつしのアホ」と書かれていた。