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夕べのフェミニスト

 某フェミニストが吠えた。
 吠えれば吠えるほど、多くの女達から賛同の声が上がり、拳を突き上げて「そうだ!!そうだ!!」と女達のボルテージは上がった。
 下がり気味なのは女達と向き合う男達だった。男達は全員が長髪、ヒゲ面、そして肥満体であり、眠たそうである。
 女40人、男80人の割合で男は2倍の数だが、男は黙っている。
 そして、夕方になり、1人の男が半笑いの表情で何かを叫んだ。
 周辺の男達もニヤニヤしながらボーッとしていた。
 フェミニストは警察に泣きついた。
 しかし警察は動かなかった。結局世の中は変わらなかった。フェミニストは怒った。

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