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シャワーを浴び「しにてー😢」とつぶやく夜_中島ここ2年間のまとめ_20241231
そろそろ2024年も終わるので、今年のまとめでも記そうと思う。
実は中島にとって、2023年から2024年までのここ2年間はだいぶキツい出来事が多く、人生が停滞し落ち込んだ年でもあった。と同時に、最後には希望が見えた年でもあった。
2023年の半ばに会社員を辞めたものの、苦労することも多かった中島。それから思ったいろいろな「しにてー😢」を記録に残すとともに、これからの自分への自戒も込めて、この文章を書きたいと思う。オチとかはないです。
カスの自意識を持ったまま転職するとどうなるか
新卒で入社した大手企業で約4年ほど、飲食店向け広告媒体の営業を経験した中島は、「この会社である程度やってきたし、転職してもなんやかんやいけるやろw」というカスの自信から、友人の紹介で大手ITベンチャーの、エンタメ領域の部署へ、軽いフットワークを活かしてほほいと転職する。
だがしかしその時の中島は「まあ学園祭の運営とかやってたし、イベントの仕事楽しそう、余裕でできるやろw」という浅はかさ、そしてなまじ「元〇〇(会社名)」であるという自意識の高さ、対しての実務スキルの伴わなさ、社会人としての基本的スタンスのゆるさを持ったままであったため、転職間もない当時の上司から相当のガン詰めをいただくことになる。
で、入社から3ヶ月ほどで身体がベッドから起き上がらなくなり、心を病み、精神科へかかり、ほほいと休職する。
安定した収入+安定した企業の肩書きみたいなものが速攻でなくなった気がして「しにてー😢」と夜中にシャワーを浴びながら呟いたのを覚えている。
その時の上司は怖かったんだけど、いま思うと実はかなり感謝もしていて、たしかに当時の俺がもし、いまの中島に部下としてついたら、そりゃ詰めるよなーともいま思う。ファクトで喋らんし、企画書グダグダだし、カスみたいな議事録とるし。
自分の胸にいまいちど手を当てると、痛い思い出がかなり多い。
もう一度あの状況を味わいたいかと思うとそうではないのだが、一方で、あのまま社会人続けてたら、ろくに仕事できないまま自意識だけ肥大し、そもそも仕事も何もできないまま30歳とかになってたかもなと思うので、まあ自分に喝を入れる、人生において必要なイベントだったんだろうなとも思っている。
まあちょっとそんな事故(?)があった。2023年6月くらい。
他責にせず向き合うことへの覚悟みたいなもの
ここでサラリーマンとしての収入というものが完全になくなったので、仕事探さなきゃな〜と思いながら、そんな俺の状況を気にかけてくれた(ありがたい)大学の先輩にドライブへ連れていってもらったとき、その先輩が手伝っているスタートアップで営業をやってみないかということで、「まあお金もないことですし〜」とすぐそこへの業務委託でのjoinを決めた。
5人ほどしかいないスタートアップで唯一の営業マンかつ唯一の20代メンバーとして稼働するも、やはりろくなスキルが実装されていない中でのワンマン営業活動はなかなか成果が出ず非常にきびしく、毎日ビシバシ先輩方に詰めて鍛えていただいたので「うわーーーーつれーーーーーーやっぱしにてーーーー😢」と、もう26歳なのに、泣きそうになりながら仕事をしていた。
ただその中で、「もう折れたくないな」というしんどい時に粘る気持ちとか、ちょっとずつ成果が出てきた時の、成果を出すための論理思考とか行動の感覚、数字の感覚、自分と、しんどいことに向き合う覚悟みたいなものが芽生えていったのも覚えている。
これまでの仕事だと、けっこう他責なことも多かったなあと、深く深く反省したタイミングもここだった。当時は「ワークライフバランスを大事に」とか「本業はほどほどに、副業もやって効率的に生きる」みたいな甘い考えで生きてて、ろくな成果を出す努力もせずにピーピー言って解像度低く仕事をこなして、負け癖だけついてく感じ。その時は楽かもしれないけど、結果自分に何も残らないからどんどん自分がシュリンクしていくんだよね。
元パートナーとの別れによる渋谷超新星爆発(シブヤビッグバン)
ほんで、そこからちょっと経った2023年11月頃に、当時付き合ってた元パートナーとお別れした。こちらもなかなか壮絶なイベントが沢山だったのであんまり思い出したくないものの、当時仕事がいわば不安定であまり余裕がない自分にとって、元パートナーの性格の激しさ、喧嘩してしまった時の言葉のトゲ、みたいなものはなかなかキツく刺さることが多く、あんまり話し合いも得意ではない人だったので、耐えてこちらが精神を持ち直すのに時間と労力がかかる。わりとそれが繰り返されてしまい、ふと気がつくとなんだかまた自分がげっそりしている気がする、もう一緒にいるのは厳しいと思い、別れようと打診。
そこで渋谷超新星爆発(シブヤビッグバン)が発生してそのまま地球が終わり、ブルース・ウィリスも任務に失敗してエアロスミスが歌い出したところで、現実に戻る。つまりはとんでもなくもつれた。
なんとか別れることに納得いただき、ひとり自宅に帰る。
ここらへんでも夜中にシャワー浴びながら「しにてーーーーーー😢」って言ってた。
2023年の後半のここらへんの時期、マジで本当に人生きつかった。
てかあんまり記憶がない。
安定した収入みたいなものと、仕事も、パートナーも失ったのと、まわりの同級生たちとかが出世、起業して成功していくことに対しての自分だけが取り残されている感、一人暮らしをやめて実家に戻るのもなんだか恥ずかしい、おれ何やってんだろという焦り、金はないが腹は減る、母方の祖父が死ぬ、父方の祖父が死ぬ、親は気をつかって自分にいまなにをしてるのか聞いてこない、それもまたきつい、などで、人の目をあまり見て喋れない時期が半年くらい続いたのを覚えている。気力も体力もなかった。
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「しにてー😢」とは言いつつも ファクトで考える
ただ、「しにてー😢」と言いながらも、仕事は少しずつできることと責任が増えていって、わりと仕事頑張ってた気がする。
ほかには、人生どうにか好転させたいと思って自己啓発本たくさん読んでみたり、ジャーナリングといってノートに今思っていることを赤裸々に書き出す癖をつけてみたり、筋トレに時間を割けなくなってしまったので通勤用の自転車をジモティーで買ってみたり、友達の結婚式に行って泣いたり、厄払い行ってみたり、また別の友達の婚姻届にサインしたりしたことくらいだけ覚えている。
このあたりの時期で、ファクトで考える。紙とペンを使う。定量的に測る。まず数字/戦略の設計をする。地に足つけて行動する。センターピンだけ考える。そもそも売上をつくる。はみ出してちゃんと成果を出す。みたいなところができるようになってきていた。1年前と比べるとちょっとは強くなったんじゃないかな。(中島くんもっと早くからそれができてるとよかったね)
だがしかし、そのタイミングで、join先のスタートアップで「ちょっとそれは約束(契約内容)と違うぜ!」「おいおい人間的にそんなことやっちゃいけないぜマジで!」(詳細は伏せるごめん)みたいなことが何回か発生したので、この会社には大変お世話になったものの、まあ夏終わりくらいのタイミングで終了にさせてくださいと伝えた。
そしたら代表の態度が一変してしまい、いっさい報酬とかを支払わないというムーブをかまされてしまったりもしたのだが、まあこれも「こいつ辞めるなら金払わなくていいや」となめられてしまった俺の責任だと思っている。ムカつくけど仕方がない。それ自体はあんまりいい思い出じゃないし、あんまりもう会いたくないんだけど、当時仕事を無くした自分を拾ってくれて、ビシバシ強くなる機会をいただけたことは本当に感謝している。
ただこの時期めちゃくちゃお金がなくて死にそうになった。
(ついでに、元パートナーにも感謝はしている。絶対にもう会いたくはないものの、いろんな修羅場を経験させていただき、人生経験も沢山積ませてもらった。人間の幅が広がって面白い人間に近づけた気がする。)
新たなパートナーとの出会い〜走り回るピカチュウ〜
さて、2024年8月猛暑の中、また職っぽいものを失った中島は「しにてーーーーーーーーーー😢」とつぶやきながら朝シャンをしていた。
しかし以前の、完全に詰んだ感のある状況とはちょっと違う、なんか自分でも人生作っていけるかも感と、マジでやってやるぞ感のある小さな炎が心の中で燃えていたのを覚えている。
そのタイミングで、新たなパートナーができた。
1年ぶりぐらいにひょんなことから連絡を取り合い、とりあえず焼肉ランチに誘い、めちゃくちゃいい子だなと思い今度は飲みに誘い、夏祭りに行ってスカイツリーに遊びにいった。
展望台からロマンチックな夜景が広がっているかと思いきや、ポケモンのフェアをやっていて展望台の中をめちゃくちゃアニメーションのピカチュウが「ピッカァ!」っていいながら走り回っていた。まあそれはそれでよかった。
マジでありきたりなことを言うけど、最近、人生や仕事をいい方向へ転がすための最も大事なポイントの一つに、"いい人との出会い"があると思っている。
ビバ人脈ゥ〜!とか言いたいわけではなく、自分1人ではどうしようもないことを、別のいい人がコロッと解決したり、何の気なしに漫画のような急展開でガラッと景色が変わったりすることが意外とあるよねと。
ある程度の自分での頑張りみたいなものはもちろん必要だと思うんだけど、どこまでいっても人はひとりでは生きられないのだなと思うのと、いい人/いい仲間となら大きな壁を越えられることがある。と思う。
"人"がもたらすもの ひとりの限界 みんなの幸せ 仕事近況
そうつまり、このあたりで、仕事でもいいご縁があった。
いまのパートナーの繋がりから、新しくウェルネスの領域で、『かかりつけトレーナー』というものを本気で社会へ実装しようとしている会社で仕事をしている。とてもありがたいことに、メンバーの採用や、組織開発、KPIマネジメントなんかにも手広く携わらせてもらっている。
joinするときに、また前のところみたいに気まずくなっちゃったらやだなあとか、まあ実は思わなくはなかったんだけど、いまは杞憂だったなと言い切れるぐらいゴリゴリ仕事も任せていただいたり、ゴリっとコミュニケーションも取らさせてもらっている(と感じている)、ので、めちゃくちゃ感謝と安心をしている。
フルパワーで力を出せる(出したいと思える)環境でいい仲間と肩を組めることは本当に幸せなことなのだとも思う。
そんな環境において、ちゃんと成果で返せている&自分でもやれることが増えている、という感覚はかなり自分にとっても心強くて、以前と比べて少しずつ人生の状況が良くなってきているとも思う。
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軽井沢ツキミチルも
そして、軽井沢の貸別荘「ツキミチル」も実はいい感じ。
大学時代、中島は学園祭の代表をさせてもらっていて、そこで最も仲の良かった後輩の代表と、また後輩の歴代代表3人ともう1人とオーナーご夫妻で立ち上げたこの事業。
軽井沢というめちゃくちゃいいエリアに「お月見」「アート」「貸切別荘」「サウナ」というコンセプトで切り込めた。2024年はおかげさまで大幅に予算達成し、予約が取れない宿になりつつある。
自分ひとりでは到底扱えないような予算と、ゼロからの事業の立ち上げ、好きな仲間と仕事に向かえることが、こんなに幸せなんだなーと日々思う。ひとりだとできないことも、仲間とならできそうってことを日々実感している。
(おかげさまで、宣伝みたいになっちゃうんですが、2025年6月頃に新施設『ツキミチル -YURAGI-』が2棟同時OPEN予定です)
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BECOME株式会社も
あとは、私が代表を務めるBECOME株式会社もちょっとずついい感じで。
ボディメイクとプロフィール撮影を掛け合わせた『BECOME Body Profile』をリリースし、実はもう撮影実績が1年で100件を超えました。
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撮影現場で、ちょっとずついい照明の感じとか、ポーズとかがわかってきて、納品されたクリエイティブをみたとき「これだ!!!」ってなった時の感覚はとてつもなく気持ちいい。
ちなみにぼくは撮影中、モデルさんへめちゃくちゃポーズの指示しまくっていたら、女性が美しく写真に写るためのポーズの指示がめちゃくちゃ得意になりました。レパートリー100個くらいあります。いつでも聞いてね。
最後に。陽はまた昇るじゃないけども 愛と気合いの戦士ウルトラマンZのように
最近はありがたいことに、あんまり「しにてー😢」って呟かなくなった。
呼んでもらったイベントに伏し目がちで行くこともなくなったし、なんならめちゃくちゃ元気だし。
落ちた陽が本当に少しずつ昇ってきた、のかも。
でもまだ本当に少しずつだから、甘えず気を抜かず。だと思う。
折れそうになったここ2年ほどから、引っ張り上げ助けてくれた仲間や、先輩方、友達、パートナーのおかげでなんとかいま文章を書けている。
改めて心から感謝したい。本当にありがとうございます。
最後に。
中島は特撮やヒーローが大好きなんですが、特に「ウルトラマンZ」という作品が大好きで。
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引用:https://m-78.jp/z/
ウルトラマンZは、素直でいいやつで、でも不器用なんすよね。
ひとりだとよく敵に負けるんですけど、先輩や仲間の力を借りて(しかも同時に3人も巻き込んで)ウルトラフュージョンすると姿形がガラッと変わり、めちゃくちゃ強くなり、愛と気合いで敵を粉砕することができます。
しかも、変身できる条件にも制約があって、まずはひとりでギリギリまで頑張って、もう無理かもというくらいにまで全力を出さないと、変身ができない。
何が言いたいのかというと。
最後ウルトラマンの話で締めるのもアレなんですけど、
2025年、中島も圧倒的にまずは、あらゆることへまずは自分自身がギリギリまで頑張りたいと思います。どんな修羅場にも、誠実に、愛と気合いをもって真正面から向き合うことを皆さんへ約束したいと思います。
ただ、もうこれ以上は死にそうって思ったら悲鳴をあげようと思いますので、気が向いたらぜひ力を貸してほしいです。
ウルトラフュージョンしましょう。
(もちろん、ぼくが力になれそうなことや、助けになりそうなことがあればなんでも!声かけてください!光の速さで飛んでいきます。)
まだ世界に何も残せていない僕なので、2025年は本気で正念場だなと思っており、来年の末にもまたまとめを書こうと思いますが、そこで中島がなにも進歩していなかったらぜひ笑っていただきたく。
その時は1,000匹のヤギによる市中引き回しでお願いします。
長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。
では、2025年もウルトラ気合い入れていくぞー!
以上。
著者近影
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