袴田さん再審無罪。警察は謝罪したのに検察が謝罪しないのは、検察は民意のコントロール下にないため。
袴田さん再審無罪。静岡県警は、袴田さん宅を訪れ、直接、袴田さんに謝罪した。
謝罪内容は冤罪を謝罪したというより、威圧的な取り調べを謝罪したようで、その内容は不満ながら、直接袴田さんの前で謝罪したことは評価できる。
一方、検察は、言い訳だらけの談話を発表しただけで、袴田さんの前で直接謝罪はしなかった。
この違いは何か? 日本の馬鹿な評論家や弁護士はこの理由がわからないようである。その代表が弁護士の紀藤正樹氏。
警察は謝罪したのに、検察が謝罪しない理由。それは簡単だ。
警察というのは、県知事を頂点とする県行政機関の一部門で、県知事が、警察に謝れと言えば、警察は謝らなければならい。
しかし、検察は国の行政機関でありながら、法務大臣の指揮権も人事権も事実上、封印されているから、法務大臣が検事総長に謝れと言うこともできないし、言って聞かなかったとしても、何のペナルティを与えることもできない。
つまり、検察は、法務大臣という民意の代表のコントロール化にないのである。だから、謝罪しないのである。
マスコミや、評論家、弁護士たちは、「検察の独立」を言い過ぎた。
本当に独立でいいのか。
もう一度、民主主義とは何か、原点に戻って考えてみてほしい。
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