袴田さん再審、検察が控訴するなら、指揮権発動を。

いよいよ、明日9月26日に迫った袴田さんのやり直し裁判。

無罪判決は間違いないが、検察が控訴するかどうかが焦点となっている。

先日、予想した通り、私は、検察は批判を恐れて控訴はしないと思う。しかし、判決が捜査機関の捏造まで踏み込んだ場合は、控訴の可能性もある。

理由はともかく、検察が控訴した場合である。

その場合、裁判が長期化し、袴田さんが生きている間に、無罪が確定することも怪しくなってくる。

無実の人間をこれだけ苦しめておいて、人生のほとんどを台無しにしておいて、それが国家権力の名において行われた。それなのにさらに、苦しめようとしている。袴田さんも、お姉さんも。

検察がメンツにこだわり、控訴するなら、法務大臣は指揮権を発動し、控訴をやめさせるべきだ。
それが国家としての責任だ。

指揮権発動は、なぜか日本では御法度になっている。

そもそも、指揮権発動は、検察が暴走しないように政治とのバランスをとるために、設けられた法律上の仕組みだ。

内容いかんにかかわらず、行使できないようにすることは、法律の趣旨に反する。

もちろん、政治家が私利私欲のために使う場合も想定される。しかし、国民にちゃんと説明し、国民の監視のもとに行使するなら、何の問題もない。
最終的な判断は選挙で下すべきだ。

もし、検察が控訴するなら、どうどうと指揮権を発動するべきだ。


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