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青空自主保育の日誌_2020年4月~2021年3月

こんにちは。鎌倉の青空自主保育なかよし会です。

ホームページに掲載していた過去の保育日誌を記録として残していきたいと思います。


2020年4月~2021年3月

2020.07.17 日誌抜粋~絵本と現実が繋がる~ 

6月18日(木)

小さい組(特別編成)

誰がどう手伝うのか。できるのか・・。ソノコはチカのリュックを背負う手伝い。時間はかかるけれど、声掛けをすれば子どもたちでなんとか助け合おうとする。母は、靴の後ろに紐をつけたり、リュックにマジックテープをつけたり、着やすい服を用意したり自分や他の子どもたちができるように工夫をしてあげればよいだけと改めて思う。

歩き出すとすぐにさらっとした土の感触に夢中になる。子どもたちが土や草花、虫などに吸い込まれていく姿は嬉しい。そして今度は全力で走り出す。お弁当は紫陽花に囲まれた坂で食べる。絵本も紫陽花のお話、そしてミミズも登場。絵本の世界と現実の世界がつながっている。(ユカ)

2020.07.18 日誌抜粋~母が成長する自主保育~

6月11日(木)小さい組(特別編成)

崖のところでは、落ち葉の雨を降らせてみたり、崖を滑ってみたり、

寝転んでまったり空を眺めてみたり、皆が思い思いに過ごす。

私は、自然の物を使って、どんどん遊びを生み出していく子どもたちを感心して見つめるばかり。

天気予報では、雨の可能性もあったが何とか降られず、ほっと胸をなでおろす。

谷戸の自然と仲間たちに完全に溶け込んでいる娘に対し、

母は、まだまだ慣れぬ自然への抵抗感を押し殺しつつのお当番。

年齢とともに順応性も失われていて課題が山盛りだ。 (ケイコ)

2020.09.28 日誌抜粋~こども同士の距離感~

9月8日(火)晴れ 全体合同

「小さい子を連れて行ってあげて」と言われる前からナツメはジュリをしっかりエスコート。ソラも手を出して小さな子を探してくれたが、ちょうどヒカリとミナミが仲良く手を繋いで歩きだしたので、出した手が宙ぶらりんになってしまった。出遅れたコウスケと目が合い、ふわっと手を繋いで歩いてみるも、なんとなく互いに顔を見合わせ、その手を離してしまった。その初々しい距離感に、良いものを見た気分。

1歳組さんが今朝収穫してくれたトマト、きゅうり、ピーマンを知子さんが切り分け、皆で味わう。小さい子から、というルールがあるので、コウスケとカイトは自分たちには関係ないね、と余裕の知らん顔。ついこの前まで一番小さい人だったのに…。

 私もピーマンを食べましたが、甘くてとてもおいしかったです。

子ども達も喜んで食べていました。

 絵本やお弁当の間も、ナツメはチカのお世話に余念がない。チカの満ち足りた笑顔がかわいかった。(トモコ)

2020.10.21 日誌抜粋〜心と体と頭脳の成長時間〜

9月29日(火)大きい組

うさぎときつねがお話をする手遊び。この場にいない小さい組のお友だちが今何をしているかな?大きい組がいなくて、海でお着替えできているかな?小さい組さんの名前を一人一人思い出し、右手と左手のうさぎときつねをしっかり確認しながら入れ替えていた。
 大きい組のお弁当時間は相川さんとこども達がじっくり会話をする場でもあり、心も体も頭脳もすごく成長していることを感じる。(ともこ)

2020.10.22 日誌抜粋〜他の子の性格もわかる自主保育〜

10月13日(火)小さい組

本田横では落ちているお米を剥いて食べた。秋のいい風景だなぁとしみじみするが、ここは日当たりがよく、立ち止まっていると汗をかきそうなくらい暑い。さあ行こうかとイロハにリュックを背負わせようとすると笑いながらピューっと走って逃げた。さては確信犯だな(笑)イロハのリュックは最後までジュリが持ってくれた。
お天気もよく、谷戸往復で余裕があったからかそれぞれの性格が垣間見られて面白かった。
(いくこ)

2020.11.19 日誌抜粋〜こども同士でしか学べないこと〜

10月30日(金)晴れ 1歳組
この日、チカに大きな変化が見られた。
これまで、誰かに嫌なことをされても親に助けを求めるばかりだったが、
「嫌だ」「やめて」「返して」が言えた。
大泣きしながら、訴えるチカに、泣かせてしまったヒカリとアカツキは 「あれ、いつもと違うな、これは、良くないことをしたかな…」という顔をする。
ヒカリは、すぐに和解策を考え対応。
不器用なアカツキが、引くに引けず困っているとヒカリがすかさずフォロー。
チカの訴えが、ちゃんと2人に伝わった。
チカが自己主張することで、また3人関係性にも変化が出てくるかもしれない。
これからは、小さい揉め事も増えるだろう。この歳ごろの揉め事には、 子ども同士のコミュニケーションでしか学べない大切なことがたくさん詰まっている。
母は、大歓迎だ。
(ケイコ)

2020.12.23 日誌抜粋〜仲間を思う、行動する〜

11月26日(木)(2歳組)
泣くソノコの後ろにリヒトが心配そうについてくる。奇跡的にわずかにのこるムカゴ発見。ソノコが奪うようにたべる。
リヒトの分がなくなりそうなので、リヒトに一粒渡すと、リヒトは迷うことなくすぐソノコに譲ってくれた。仲間を思う気持ちを即行動で表現してくれるだなと思った。(みつこ)

2020.12.23 日誌抜粋〜世話したい2歳、自分でやりたい1歳のぶつかり〜

12月8日(火) 小さい組合同
日当口から梅林へ入る前、リュックを投げ出していたソウシにリヒトが目ざとくお世話しに来てくて優しいなとほっこりしていると、手を振り払いすげなくするソウシ。自分でやりたい期とお世話してあげようとする優しさがぶつかる場面を何度も目にして、合同で歩くだけで雰囲気が全然変わる。(なみ)

2020.12.23 日誌抜粋〜食育〜

12月3日(木)(小さい組-2歳組と大きい組の合同)
お弁当の際には、相川さんが絵本の「みどりのはしご」(赤かぶのお話)を読む。終わるとすぐに赤かぶが出され、子どもたちは喜ぶ。みんなの表情が明るくなり、赤かぶの酢漬けを食べる。汁まで飲み干す。おにぎりがお弁当箱に一つで残念がるが、里芋があることがわかりまた喜ぶ。(ゆか)

2020.12.23 日誌抜粋〜4歳の天下も諸行無常〜

12月8日 (火)大きい組
以前は通れた藪はほとんど通行止めで、今日は藪こぎ無しの穏やかコースだ。登れそうな木や手頃な切り株があると必ず登る。その際に「のぼっていいのは4才だけ!」とか言って力関係を示すコウスケ。動物のドキュメンタリー番組を見ると必ずこういうシーンがあるし、本能なのかな。と思うが、寂しそうに無言でいるサクラを見ると「あぁ…」と思う。最近このようにいい気になって人を仲間はずれにしたりする息子に気を揉む事も多いが、諸行無常といいますので、短い天下を楽しむのもよいのかなと思うことにしました。(ともこ)

2020.12.23 日誌抜粋~1歳組、言葉のない世界~

2月11日(金)1歳組
ヒカリがオナモミを拾って自分につけた。それを見ていたサクが、自分も欲しいと、ヒカリに向かって自分のおなかをチョンチョン指さす。ヒカリがサクにつけてあげたら、サクが「う~う~」と笑顔でジャンプ。全身で喜びを表現していて見ているこちらも嬉しくなる。(あきこ)

2021.02.01 日誌抜粋~冬のごちそう、氷~

1月21日(木)2歳組
相模湾が見渡せる場所に着くと、ヤマハゼの実のアリの小判が沢山落ちている。「アリのお豆」とミナミが見せてくれた。お豆を剥くと小判が出てきた。面白い。お日様がポカポカ照って暖かく居心地が良い。各々しばらく拾ったり、ベンチに並べたり、剥いたりして過ごす。

タクミやユウセイが知子さんとかくれんぼを始めると次第に子どもたちが集まり全員参加。枯れたすすきが、調度良く子どもたちを隠してくれる。知子さんの「もういいかい」の声に隠れ場所を探す子どもたち。リヒトと当番母。エミコと私が先に隠れる(エミコは立ったままだったけれど)。タクミがベストポジションを見つけ隠れると、残りの皆が同じ場所に集まってきてしまう。「違う所に行ってよ…」と小声で言いつつも渋々受け入れてくれていた。
小さな池に氷がはっていて、それをタクミが取ってくれた。ミナミに「食べてみて」と言われ、ここで食べてみせねばと齧るとパキッと良い音が響く。「美味しい」と伝えるとミナミも食べる。遠巻きにみていたエミコも齧ってその美味しさを知ると氷を手に取り、食べる。そしてジュリにも食べさせてあげていた。その様子の微笑ましいこと。(スナオ)

2021.02.01 日誌抜粋~誕生会の恒例~

1月26日 全合同(誕生会)

昼食を終えシートを片付けようとした時チカとサクが靴を履こうとお互いの肩や腕に掴まるがどちらも重心を相手に預けていたためバランスを崩しておっとっと。それを見ていた相川さんと目が合い、愛らしい2人の姿に思わず笑ってしまった。(ナオ)

お弁当の後、誕生会主役のカイトは相川さんに呼ばれてカードに手形を押す。相川さんに「手が大きくなったわね」と言われてどんな心境だったのかな。

誕生会の劇を見て、皆んなでケーキを囲み、なかよし会らしい誕生会ができた。コロナ禍でも意見を出し合い協力してくれた母たちに感謝の気持ちです。(ユウコ)

#青空自主保育

2021.03.01 日誌抜粋~大きい組が小さい組を助ける姿~

2月25日(木)(小さい組-2歳組と大きい組の合同)

・やんちゃ川に向かうために道から逸れて下っていく。大きい組さんが下で待っていてくれて2歳組の子が降りてくるとキャッチしてくれた。リヒトをカイトが。ミナミはコトノが。子どもにとって当たり前の行動なのだろう。自然にできることに感動してしまう。合同っていいな。

・畑ではじゃがいもを植えた後、大きい組さんが自分のリュックから研ぎ汁を出してきてお水をまいてくれた。そうだ、大きい組になると自分で持ってくるのだったと思い出す。その姿も誇らしげだ。ユウセイもやりたい様子だったけれど、大きい組になって自分で持ってきたらという声かけに納得したようだ。

・とれたての野菜の美味しいこと。ほうれんそうは甘かった。(すなお)

#青空自主保育

2021.03.01 日誌抜粋~信じて見守ることの大切さ~

2月12日(金)全合同

お弁当の後、アカツキとタクミがシートの真ん中で棒の取り合いをはじめた。

両者譲らず攻防が続く。母としては時間がすごく長く感じた。

結局、タクミが棒を取り、悔しいアカツキは横に立っていたサクを押し、サクはキョトンとした顔で尻もちをついた。(サクは二人に棒を持ってきてくれていた!?)

しばらくすると、タクミがアカツキに棒を渡しに行った。なんと!知子さんと目配せ。

信じて見守ることの大切さを目の当たりにして、攻防の間みんなが気にはしながら静かに見守ることで、タクミの行動を引き出してくれたのだなぁ。

と、なかよし会っていいなぁ、ありがたいなぁと改めて感じました。(いくこ)

#青空自主保育

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