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話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選
毎年aninadoさんでやっている「話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選」に参加しようと思いまとめの文章を書いてみました。
以下、主なルールです。
■「話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選」ルール
・2024年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
・集計対象は2024年中に公開されたものと致しますので、集計を希望される方は年内での公開をお願いします。
魔法少女にあこがれて 13話『やっぱり魔法少女にあこがれて』
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個人的に近年冬アニメには破廉恥な作品が多い印象があります。
2023年冬:お兄ちゃんはおしまい
2022年冬:明日ちゃんのセーラー服,その着せ替え人形は恋をする
今年はそれを決定的にする作品が爆誕しました(笑)
本作はもはやパロディでしか成立しなくなりつつある魔法少女もので
正義と悪の共犯関係性をテーマにSMプレイが重ねられて描かれます。
13話ではそれが明示的に描かれており、前半は水着回、後半はバトルシーンもりもりで大変楽しい回でした。
ラストに主人公たちが様式美的に魔法少女の新必殺技でぶっとばされるのですが、このシーンはそれまでの経緯から感動しちゃいましたね(笑)
姫様“拷問”の時間です 7話
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マオマオちゃん様の運動会回です。
毎話お姫様に対して拷問という名の甘い誘惑を与えるだけの癒し系アニメ
7話では若干趣旨が変わっていて、姫様が魔王国にある幼稚園の運動会を見学するだけという謎回です。
運動会にはさまざま種族の園児がいて、その中で特別扱いされずに参加するマオマオちゃんがいて、魔王様はその日早く幼稚園に行ってお昼ごはんを食べる場所を確保していたりしてるんです。魔王国ってめっちゃ平等社会なんですよ。このにじみ出る多幸感が素晴らしかったですね。
怪異と乙女と神隠し 第9怪『夢とダンスと付喪神』
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のどかちゃん回ですね。
まずAパート冒頭のカラオケ屋でのダンスシーンがとにかく良い!
エリート家に生まれ厳しい家庭教師(服装どエロ)の元で勉強を頑張りつつ、Vtuberが大好きでアイドルに憧れている彼女
理想と現実で悩む彼女の相談を受ける畦目先生との体育館のシーンも素敵でした。
メインの話であるVtuberおよびデジタルデータを付喪神と解釈したエピソードは現代版オカルト話として非常にクオリティが高かったと思います。
そしてBパートラストの猫たちのダンスシーンもすごいんですよ。
ダンス回ですね。
SHY 東京奪還編 14話『西よりの風』
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学校の七不思議回です。
放課後の大雨暗がり図書室で謎の中二病系美少女と二人きり学校の七不思議で血塗られた本を探す
所々にコミカルな展開も挟みつつホラー的な演出や画作りが印象的でした。
オチも素晴らしかったですね。(え!幽霊だったのか。。と思ったら普通に生徒だったみたいな、くだらない感じ好きです。)
この後のBパートはお嬢様くノ一とのゆるゆる日常パートになってて、そこと対比になっている感じも良かったです。
SHY1期は2023年秋アニメで、14話は2期としては2話目に当たるのでAパートのエピソードはシャイ(紅葉山 輝)の引っ込み思案だけど優しくて芯の強いキャラクターを知るうえではよくまとまっていたと思います。
あとやっぱ夏アニメだし、ホラー回はいいよね。
終末トレイン 7話『笑うゾンビはゾンビじゃない』
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ゾンビ回ですね。
そのゾンビを倒す方法が”エッチなもの”で不死のゾンビに性をぶつけるという意味でなんとなく理屈が通っている感じがして感心しました。
そこでパンチラがたくさん出てきたり、東雲晶(CV木野日菜)による官能小説の朗読シーンがあったりして、これぞ深夜アニメって感じの楽しい回でした。
あと、ゾンビってのはつまり視聴者のメタファーでもあって、ヒロインのパンチラで爆発するのはアニオタ達な訳ですが、最終回でこのゾンビたちがヒロインたちのために大活躍するシーンがあったのが嬉しかったなあ。
先輩はおとこのこ 3話『さよならわたし』
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まことくんの隠した気持ちを咲ちゃんが救ってあげる回です。
”好きなものを好きであり続ける勇気"みたいな割と普遍的なテーマですが、演出が光ってました。
1話で咲ちゃんがハンカチを取ってあげるシーンが逆転して使われていたり見事でしたね。
ラストの二人が衣装交換して浜辺でダンスするシーンは、青春メーターが振り切ってましたね。
負けヒロインが多すぎる! 1話『プロ幼馴染 八奈見杏菜の負けっぷり』
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全話通して劇場アニメと見紛うほどの作画と演出力の高さでしが、やっぱり屋上のシーンからのEDが一番観ていて気持ちよかったです。
"負けヒロイン"という言葉自体は前からあったし、恋愛ものの王道ポジションでもあるけど、本作はそれをタイトルに持ってきてメインヒロインとすることで現代のラブコメに新しい風を送り込んだと思います。
それをこの1話でほとんど全てやってのけていた所もすごいなあと思いました。
僕の妻は感情がない 10話『妻と子供が迷子になりました』
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マモルとニーナがスーパーに買い物に行って迷子になる回です。
ロボット版はじめてのおつかいみたいな話で日常回っぽいところが好きでした。
買い物するまでは問題なかったのだけど、電波障害が起きて帰り道がわからなくなっちゃって、そこで普段あまり役に立たない感じのマモルが大活躍するんですよ、それがロボットらしい斬新な解決方法で面白かったです。
ネガポジアングラー 9話『鍋パ』
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鍋回ですね。(ぽんのみちにも鍋回あったけどあれもよかったな)
台風の日で釣りに行けずに、みんなで鍋でもしようとしていたら
過去に一悶着あった借金取りたちがたまたま入店して、たまたま鍋に使える食材を持っていて、一緒に鍋を囲むことになります。
コンビニで働く大人たちの人間関係と鍋パが見事に調和していたと思います。秋アニメ至高の日常回でした。
尚、そんな中で唯一の釣り要素として、主人公がラインとリーダーの結び合わせに没頭していて、その過程での台詞から主人公の心境の変化とこれからの不安みたいなものが垣間見えるシーンも見事でした。
あと単純にあんこう鍋がめっちゃ旨そうだったのも良かったなあ。
わんだふるぷりきゅあ! 35話『悟の告白大作戦』
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作中の中盤で主人公カップルが誕生していることで話題のわんぷり
この回はラブコメらしいコミカルな演出がすごく楽しいです。
その多くが猫屋敷まゆが担っていて、キュアリリアンの決め台詞である
「大丈夫、こわくない、こわくない」を素面の状態で悟くんに語りかけるシーンはとくに良かったですね(笑)
話自体も次回予告でタイトルを見たときは「悟くん、どうせ日和るんだろうな~」と思っていたのですが、まさかの角度からいろはちゃんに想いが伝わってしまい急転直下の展開で驚きでした。
・まとめ
今年は年末にかけて体調を崩したりしてあまりアニメを観れておらず、秋アニメは少なめになってしまいました。
年末年始は安静にしつつ残った秋アニメを消化していこうと思います。
今年は劇場アニメもよく観たのですが、やっぱりTVアニメ良いですね。
平日に仕事から帰ってTVアニメを観ている時間が自分の中で至福の時間でした。来年もマイペースにTVアニメを観ていこうと思います。
それでは。よいお年を。