無職、フリーランス、カウンセラー
今年は未だ嘗てない程に本当に何もしてない年だ。
大学卒業後、アルバイト以外に会社に属して生きたことがないまま、15年ほど経つのか。
よく生きて来れたと、我ながら、長年私を見てきた周りの人間達は思うことだろう。
そもそもフリーランスなど、不安定な立場としてしか生きて来れなかった性だ。
社会に会社に属せない人種とはいると思う。
そういう人達が少なからずいるから生きていけるのだとも思う。
コロナのせいとは言い難い。
今年の仕事の無さ、暇さは、決してコロナのせいだと私に限っては思っていない。
少なからずはあるが、少なからずくらいの要因だと思う。
ともかく、鬱なんじゃないかと思う程のやる気のなさと、簡単に鬱とまとめるのもどうかとも思う。
夏のせいかな、とかそういう人間として。
とにかく、やる気が出ない。
仕事をしないことが相乗効果となり、尚やる気が出ない。
個人事業主として仕事依頼を受けて断ってたら、死への一途でしかない。
Rajikoから、ハイさおじさんが流れる。
ハイさおじさんを聴きながら、鬱なんて言えないな、夏。という気分。
15年来の友人が数ヶ月前、勤続15年の仕事を辞めたと連絡が来た。
こんな時に無職友達を見つけてつるむ。
15年来の友達だが、ここ2〜3年くらい私の激務の為、だいぶ会ってなかったようだ。
ただ、20代の頃はアホほど遊んで飲んでつるんでいたので、大人になって数年会わなかろうが何のブランクも感じない。
久々の再会が、無職となら尚のごとく。
私はのらりくらりとこの東京砂漠で生きてきて、暇な時期と激務の時期の差が多い仕事の為、毎年そんなペースを繰り返し生きてきたため、この度暇だと言ったところで、特に誰も心配などしてくれる気配は特にない。
そして、人は人を心配するほど余裕がない世の中にもなった。
私が変わってないのか、世の中が変わったのか、果たして。
無職の友人とは誕生日が一日違いで、似てるところと似てないところがあるが、多分似ているんだろうと思う。
今無職になったところで、似てきたな感もある。
そんな頑張れない星だと思うから。
よく頑張ってきたと思うよ、私もあなたも。
その友人が暇な生活をしながら、占星術をしてるという話。
占いにハマるというのとはわけが違う。
自分で星を見て自分と照らし合わせているみたいだ。
バカにされるから誰にも言ってないって。
そうだね、面白いから私から人には言いたいよって。
そんな話をしていて、私のこのやる気も誰かどうにかして欲しいと思い、数年ぶりに私も占いに行こうかと思い行った。
気休めだな、と思った。
全然人の話興味ないやろ、という。
そのおじさんは占星術でもなく、手相と感覚でやってる感じだったからこの人別に対して分かってはいないんだろうな、とは思った。
ただ、私が占い師やカウンセラーが向いていると言われて、それは良かった。
なぜなら、私はカウンセラーになりたいとずっと思っていたから。
ということで、ここで日々何かを言いつつ、誰かから何かを言われつつの場を設けられたらと思う。
カウンセラーの資格は勉強したまま何の資格も取れてはいないが。
昔から、仕事場で重めの話を軽く話されることが何度かあり、私も驚くことがあった。
特に仲良いわけでも、すごい話したわけでも、心開いたわけでもないだろうが、何となく、軽く聞いてくれるだろうな、という何かを醸し出しているのか。
カウンセラーって言うと重いが、もっと気楽にカフェとか飲み屋とかやって人が話しに来る場所が有れば良いだけだとも思っている。
そして、絶対人が来たくなると、繁盛するとも思っている。
謎の自信。
その為に、今のやる気のなさをやり過ごして行こうと思った。
夏の終わり。