国際会議IEEE VTC-Spring ヘルシンキレポート
6月19日~22日、フィンランドの首都、ヘルシンキで国際会議IEEE VTC-Springが行われました。近藤さん、繁縄さん、樋口さんの3人が、現地で発表を行いました。今回はその様子をお届けします。
フィンランド、首都ヘルシンキ
フィンランドは、トーベ・ヤンソン原作のムーミン、またサンタクロースの故郷としてお馴染みの北欧の国です。ヨーロッパの中では実は一番日本に近い国です!豊かで自由な民主主義国として知られており、収入、雇用所得、ワークライフバランス、幸福度など全てOECD加盟国平均を上回っています。
今回滞在したのは首都ヘルシンキです。
素敵な街並みですね!景観を保つため、都市計画の中で厳しい規制があるようです。電柱を地下に埋める、広告が少ない、といった特徴があります。シンプルでスタイリッシュな生活は、世界中の憧れとなっていますね。
ヘルシンキ大聖堂です。ヘルシンキの定番の観光名所で、福音ルーテル派の総本山です。ドイツ人建築家カール・ルートヴィヒ・エンゲルによって設計されました。彼の死後はエルンスト・ベルンハルト・ローマンによって引き継がれ、1852年に完成しました。1917年ロシアから独立するまでは当時のロシア皇帝ニコライ1世にちなんで「ニコライ教会」と呼ばれていたそうです。宗教的儀式、結婚式のほかにも、コンサートや展示会も開催され、ヘルシンキの象徴として多くの人々に愛されています。
国際会議IEEE VTC-Spring IEEEとは?
IEEE VTC-Springとは、どのような会議なのでしょうか?IEEEはInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略で、電気・情報工学分野の世界最大規模の学会です。本部はアメリカ合衆国にあります。2020年までには、世界160か国以上に395000人もの会員がいるそうです。毎年世界中で1900近くの会議やイベントを主催しています。すごいですね!
それでは、みなさんに参加した感想をお聞きしてみましょう。
感想
近藤さん
高校の修学旅行以来の海外渡航なので、とても気分が高揚しました。現地開催での学会の雰囲気を味わうことができ、とてもいい経験になりました。しかし、自分の発表が急遽オンラインになってしまったので、また機会があれば現地での発表をしたいです。
また、ヘルシンキの街並みは日本と全く違い、歩いているだけでも楽しくなりました。
コロナ禍であることで心配がありましたが、無事予定通り帰ってこられて安心しました。
繁縄さん
初めての発表、しかも英語での発表ということで、発表当日までとても緊張しておりましたが、現場の方々の温かいサポートもあり、無事に発表を終えることができました。今回、参加した会議は、色んな国の方々が参加しており、私の発表したセッションでも、フランス、インドと様々でした。
また、3日目に行われたBanquetでは、多くの参加者が集まり、美味しいフィンランド料理を食べながら、色んな方々との交流があり、とても充実した時間を過ごすことができました。
そして、今回行った時期が夏至で、フィンランドは日本より北に位置するため、夜10時でも明るかったので、時間を忘れて楽しみました。
樋口さん
飛行機では、久しぶりの海外で緊張しましたが、同期の二人がいたので心強かったです。
無事入国後、周りにはテレビの中でしか見たことのなかった街並みが広がっていて、とてもワクワクしました。
会場は海辺だったので、カモメがたくさん飛んでいる景色が印象的でした。街では、たくさんの電動スケートボードがあり、日常的に使用されているようでした。実際に乗車してみて、その手軽さと、風を切る楽しさに感動しました。
ヘルシンキでは街歩きに加え、フェリーに乗って世界文化遺産のスオメリンナの要塞の観光もしました。現地ではすれ違う際に目が合うと「moi」と挨拶をしていて人の温かさを感じました。
学会期間中に開催されたBanquetにも参加し、他の参加者との交流もしました。英語でのコミュニケーションに緊張しましたが、拙いながらも会話をすることが出来、嬉しかったです。
現地ではヘルシンキの素敵な街並みとの出会い、他大学や海外の方々との交流もあり、充実した滞在になったようです。社会情勢に伴い制限されてきた学会発表ですが、現地開催の機会も今後増えてくるかもしれませんね。みなさんこれからも研究頑張ってください!読んでいただきありがとうございました。
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