あるプロ野球志望の高校生の運の行方。
山陰の鳥取県米子市にある米子東高校から、今年のプロ野球ドラフト会議で育成枠ながら読売ジャイアンツに指名される子が現れた。
岡本大翔くんである。
鳥取県の学校からとしては、1985年に境高校の足立亘選手が広島東洋カープに指名されて以来の快挙である。
だが、本人は迷っているとのことである。
今年は、コロナの影響でほとんど公式試合をしていないため、本人も不安があるだろうし、ぼくも夏に県トーナメントで一回見ただけなので、実力に関しては未知数で、分からないというのが正直な感想である。
ただ、はっきりした事実もある。
ジャイアンツが岡本くんを指名したということだ。
これは、岡本くんの人生にとって、間違いなくとびきりの幸運だ。
ぼくは、野球の専門家でもなければ、占い師でもないわけだが、運の使い方のセオリーには少し詳しい。
この場合、岡本くんはどう振る舞うのが一番いいか。
運の観点からみると、幸運をひかないという手はない。
というか、手筋として最悪で、その後の人生のことが心配になる。
つきが回ってこないということすらあり得るのだ。
それぐらい回ってきた大きな幸運を落とすのは、人生の中で、大きなエラーになるということである。
少なくとも、読売ジャイアンツとのご縁はなくなるだろう。
それぐらい、いまの岡本くんは人生の大きな岐路に立っているような気がします。
プロに行って成功しなかったらどうするんだ、とか、大学で力をつけたらどうか、という声も上がってきそうなのですが、ぼくは、運の観点から、ここで下手な判断を下すと、あとで後悔ばかりする人生になりかねないと感じます。
その根拠は、指名されたのがジャイアンツだったということが大きいのですが、ぼくが見るかぎり、いまのジャイアンツは、チームとしても組織としても、非常にいいサイクルにあるように思います。
勢いのあるチームに乗るというのも、運のセオリーのひとつなのです。
最後はもちろん、実力をいかにつけるかの戦いなのですが、運を味方につけることは、実力の中のひとつの構成要素なのです。
特にプロ野球という勝負の世界で生きていくためには、必須の技術です。
岡本くんは、身長が190センチあるし、運動能力にもめぐまれて天性の資質をもっています。
プロ野球の世界でやっていきたいなら、いますぐ入って、運をガッチリ味方につけましょう。
繰り返しになりますが、逃した時の運の潮目が引いていくことが怖いです。
だめだったときのプランもいくつか描けますが、いまはそんなことを気にせず、前を向いて行きましょう。
ちなみに、たしかに、いまが試練なのは試練だと思います。
これからのご健闘、ご活躍をお祈りします。
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