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プロジェクトデザインAtoZ

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プロジェクトとは何か。立ち上げ方。拡げ方。チームの作り方。プロジェクトデザインのHOWTOに特化した内容です。(完結)
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#まちづくり

PJ02-コトの立ち上げ方、進め方

事例)「伊丹オトラク」「社のおにわ亭プロジェクト」 前回のnoteでは、プロジェクトの「目標設定」「合意形成」「一歩目」の難しさに対し、プレイヤー、プランナー、ファシリテーターの3つの役割を噛み合わせるIDCAサイクルと、プロジェクト型チームの活動指針について記述したが、「では、どんなコトから立ち上げていったらいい?」ということを述べていきたい。 ・すでにあること(やっていること)を活用。無理しない。 ・狙いの一石三鳥 ・小さく試し、イメージを共有する なんだ、こん

PJ03-プロジェクトが拡がるコツとチームづくりの一歩

多様な人が関わるプロジェクトにおける「コトの立ち上げ方、進め方」のコツとして ・すでにあること(やっていること)を活用。無理しない。 ・狙いの一石三鳥 ・小さく試し、イメージを共有する この3点をお伝えした前回の記事「コトの立ち上げ方、進め方」。 コトが立ち上がり、動き始め、ある程度こなれてきたらプロジェクトは「輪を広げ、どのように進めていくか」というフェーズ(拡がる期)に入る。 立ち上げ期ではワクワクした気持ちや関わるメンバーのテンションが高いことからスタートし

PJ07-ナナメの関係(日常のバグ編)

対立や従属の関係の間柄でプロジェクトを進めていく際、いかにナナメの存在が、その場を促進させたり、エンパワメントしていくのに有効か、というのを書いてきたわけだが、ナナメの存在が活きる関係として、最後は「単純な関係」に対しても言及したい。(今回は一人語りのようになってしまい、コラムとしては番外編的な位置付けになってしまった) そもそも単純な関係といえば、”出来上がっている”ということ。売る人と買う人といった日常あるどこにでもある関係だ。そこに少しのエラーやバグのような仕掛け

PJ08-プロジェクトがコミュニティに変わる「3層2軸の掛け算」

 プロジェクトやチームを立ち上げ、規模やネットワークを拡げていくことについて、今までのnoteでは書いてきたわけだが、木で言えば「”高さ(行動・企画)”や”枝葉(規模・ネットワーク)”をどう成長させていくか」と言うお話しだったわけで、改めて今回は”根”とも言える「チームのみならず予備軍や賛同者までどう巻き込んで(チーム)ビルディングしていくか」という部分を書いていきたい。「予備軍・賛同者まで」という範囲まで含めて(チーム)ビルディングを考えることはもはや「プロジェクト」という