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(発声と眉) 発声の基礎では、眉は上げないで練習した方が良いです。眉を上げると声の響きが散りやすくなります。目と眉の間は少し狭くすると声の安定につながります。顔の表情が声の表情につながるとはいえません。顔の表情を変える意志が声も変えます。意志が変えるのであって顔は普通で良いです。

(歌の主従関係) 歌の主従関係が分かれば効率的な練習方法も見えてくる。歌の主は声であり、従は言葉となる。言葉を重視して練習をすることは、基礎である発声に隙を作る。 歌の表現について追及する場合、「Ah」が喜びか苦しみかを考えることが大切で、詩の意味はその次になる。

(歌と言葉) 歌は言葉を伴うという発想は民族音楽を知らないということ。民族音楽には言葉ではなく母音の引き延ばしや無意味な子音と母音による歌も多い。歌の本質は声にある。もし言葉を伝えたかったら朗読や芝居を行えば良い。歌う行為は声や呼吸の制御がメインであり、言葉はサブ的な機能である。

(情操教育と発声 その2) (続き)情操教育としての役割が強く、悪しき心を最初から排除する。そのため日本人は弱い声になりやすい。発声には暴力性や野生的な精神が必要。自身の暴力や野生をコントロールする技術を練習で身につけると良い。ありのままでは通用しない。善性と悪性が必要。

(情操教育と発声 その1) 発声には悪しき心の制御が必要。純粋な善の感情のみで声を構築しようとすると、息ですっぽ抜けた声になる場合が多い。心の中で天使と悪魔が対立しているような葛藤が声を強くする。しかし、日本の音楽教育は情操教育としての(続く)

戦争や震災を元にした合唱曲などを歌ったり聴いたりしたときの感動は罪悪感を多少含んでいる。純粋な感動とは別の、申し訳ない気持ちなどが混ざっている。音楽を聴いたときの感動は自分が想定している感動ではないかもしれないし、そもそも感動ではない場合もある。

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