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頭は、動いているが動かない。
今日のもうひとつの武術的進展は「頭の用い方」。
「頭をどう置いていくか」ということについて、あまりちゃんと説明されないことが多いと感じる。
結論から言うと、「頭は、動いているが動かない」。
形意拳の崩拳を例にとる。
拳の先端が先導して身体がついていくのが正しいが、頭はどう置くべきか。
車が急発進したときのように、頭が後ろに引っ張られるように残ってしまうと、全身一致とはならない。
頭は先端のひとつとして、「のれんをくぐるように」前にまとまっていくのが正しい。
しかしそれは、外見的にはほとんど動いていない。
頭を前に出すのではなく、あくまでも虛領頂勁であり、「頭の後ろに本当の自分がいる」経験を維持した上で「のれんをくぐる」経験を伴わせる。
これが、「頭は動いているが動かない」ということである。
これも、次の板橋武研のときにでも動画を撮ってみたい。
ダメな例と良い例を動画に撮ってみる。
外観的にはおそらく、ごくわずかな違いしか出ない。
この違いを見極める眼を持ちたい。