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姿勢チェック① 肘付き横寝
こんにちは。けいです。
今回は楽だからやってしまいがちな、悪い姿勢の1つ、「肘つき横寝」を紹介します。
お家でリラックスしたい時は、ついつい横になってテレビを見たりスマホをかまってしまいがちだと思います。
そんな時にこの「肘つき横寝」の姿勢になっている方が非常に多くおられます。
中塚カイロプラクティック研究所でも、「肘つき横寝」が習慣化したために首、肘、腰の痛みを訴えて来られる方が後を絶ちません。
一見楽そうな姿勢ですので、1年をとおしてこの姿勢をとる方が多くおられます。
疲れると、横になってテレビを見る方はとても多いです。
この格好でテレビを見て、首、肘、腰がこわばった経験をされたことがあると思います。
この習慣を毎日続けると、首、腰の柔軟性が早いスピードで無くなってしまいます。
自分は楽をしているつもりでも、体は大変な思いをしているということがよくあるのです。
肘付き横寝で起きる問題
主に以下の点がこの姿勢の問題点です。
・同じ姿勢で固定される姿勢→片方の特定の筋肉のみを酷使してしまう
・特に首、肘、腰に大きな負荷がかかる姿勢→柔軟性が失われる
・体の左右にかかる力のバランスが崩れた姿勢→背骨の側湾を生む
骨にはそれぞれ特定の動きをするための筋肉がついています。
ある筋肉だけがたくさん仕事をすると、他の筋肉はあまり使われなくなり、骨がその筋肉に引っ張られるようになります。そのため骨の位置が少し変わり、関節の柔軟性が少しずつ失われていきます。
関節の柔軟性が失われると、ますます周りの筋肉が使われなくなり、特定の筋肉に引っ張られていきます。この状態を筋肉の過緊張と呼びます。
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筋肉の過緊張が起きると、血流が悪くなったり少し動かすだけで痛みが出てくるようになります。
過緊張を放っておくと以下のような症状が出てきやすくなります。
・原因に身に覚えのない肩の痛み、うづき、しびれ、
・手のしびれ、痛み、腱鞘炎
・下肢痛、しびれ、うづき、つる
・腰痛
・股関節の痛み
・膝の痛みなど
背骨の側弯とは
「肘つき横寝」の最大の問題は、背骨の側湾が発生することです。
側湾とは、長期間にわたって筋肉の過緊張が起きた結果、骨が片側に引っ張られて大きなくの字のように曲がることです。
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側湾が起きると骨格自体が大きく歪んでしまい、上記のような症状がより顕著に出てきやすくなります。あまりにもひどくなると、一目見ただけでわかるほど湾曲した姿勢となり、長年の蓄積によって直そうにも治せないといったことが起きてきます。
まとめ
今回は良くしてしまいがちな、「肘つき横寝」について紹介しました。
普段あまり意識しないような姿勢が痛みの原因になっているかもしれません。
もっと体に良い姿勢を心がけましょう!