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宿泊キャンプで見える子どもたちの課題


■はじめに

僕は今まで述べ30回以上子どもたちとイベントを行なって来ました。

スキーキャンプ。農業体験。絵画教室。ビーチクリーンと、数をあげれば、キリがありません。

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そうやって子どもと接する中で、僕の共通の目標は子どもを成熟させること

昨日までできなかったことができる。昨日まで見えなかった世界が見える。昨日までできなかった考え方ができるようになることが成熟することだと僕は考えています。

■子どもたちの課題

そんなことを考えていると、子どもたちの課題がよく発見できます。

言葉遣い。体の動かし方。お箸の持ち方。時間管理など子どもによって課題は異なります。でも、その課題の大きく表出してくるのは、絶対に宿泊キャンプです。

子どもたちが泣き出す時、喧嘩する時は日帰りではなく、ほとんどが宿泊の方です。

なぜでしょう?

それは自分のこだわりを譲らないといけなくなるからだと思います。

細かいことですが、

(カレーを作るなら)好みの辛さ

お風呂に入るタイミング

消灯で電気を消す時間、

協力しないといけないことがいっぱい出てきます。

「俺は俺の道を譲らない!」と言い切るよりも

「お互いが譲り合える点」を考える必要が出て来ます。

譲らなくても、お金持ちになれば自由に全てできるんでしょうけど、

僕はそんな大人は成熟した大人といえるとは思いません。

自分がやりたいことはやる。でも相手のやりたいこともやる。その接合点をめんどくさいけど、しんどいけど、大変だけど探していくことが社会で生きる力になります。

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また、宿泊では自分の家に帰れるという安心感を失うことによって涙する子どももいます。

でも僕はぜひその宿泊の壁を乗り越えてほしいと思います。

泣いても誰もよしよししてくれない。親がすぐ来てくれるわけじゃない。

親に守られる安心感がない状態で生活することで一気に子どもは成熟します。

子どもが自分が生きてきたコンフォートゾーン(快適エリア)から抜け出して、

一歩大人になる支援を僕たち大人はしていきたいです。😁

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