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🖊いまさら聞けない「デジタルデバイド」🖊
あまり聞き馴染みのない言葉かも知れませんが…、一緒にお勉強しましょう☺
~ デジタルデバイド(Digital Divide)とは? ~
ICTへのアクセスや利用能力の格差を指します。
格差とはつまり不平等性であり、そのことが問題視されています。
【なぜ格差が生じるのか?】
●アクセス環境
都市部と地方、先進国と途上国では、インターネット等へのアクセス環境が異なります。
特に農村部や離島などでは、インターネット接続が不安定であったり、高速通信が利用できない場所も残っています。
~2023年時点 総務省(MIC)~
インターネット利用率(個人)は86.2%
総務省|令和6年版 情報通信白書|インターネット
●経済的要因
パソコンやスマートフォン、インターネット接続にかかる費用を負担できない人々もいます。
●リテラシーの差
例え機器を所有していても、使いこなせなければ格差が生じます。
特に高齢者は、技術習得に困難さがありますね…。
たとえば義母 さちこ(御年8●)は、「最近色々と難しくて仕方ない」
と時々嘆いています。
ICTの発展は、確かに私たちの生活をより良くしてくれますが、そこについて行けない方がいるとすると…
「何が幸せなのか?」などと、時々考えてしまいます。
そして、いわゆる”処理能力”の差は、インターネットで得た情報などを適切に扱えない恐れがあり、”フェイクニュース”に惑わされやすいといったことが起こり得ます。
●サービスへのアクセス差
公共サービスや行政手続きもデジタル化が進んでいますが、満遍なく利便性を享受できているかと言えば、まだまだ疑問がありますね。
(医療分野でも、マイナンバーカードでの医療機関受診が可能。
健康系アプリ、遠隔医療などもありますから、健康格差も影響しそうです👀)
【その影響は?】
・教育格差
オンライン教育も進む中、ネット環境の整っていない家庭では、学習機会が制限される可能性があります。
・雇用・経済格差
そして、ICTを使えるかどうかは、雇用にも大きく影響していますね。
・社会的孤立
上で挙げた高齢者も含め、必要な情報にアクセスできないことで、孤立が強まる可能性があります。
(ドコモやソフトバンクなど大手キャリアは、教室を開催してくれています)
【対応策は?】
掘り下げれば掘り下げるほど、実は難しい問題のようにも思える、このデジタルデバイド。
対策は、以下のようになると思います。
①過疎地も含めたインフラ整備
②自治体によるWi-Fi整備
③初等教育からデジタルリテラシーを養うこと
④経済的な支援
⑤シニア層などへのサポート
など。
そして身近でできることは、「ICTで困っている方がいたら、助けてあげる。助け合う」ことかと思います。
何事もそうですが、”誰かがやってくれるだろう”という無関心でなく、
フラットに自分ができること、できそうなことをやってみる。
このような考え方が、世の中をちょっぴし前進させるものかと存じます☺
そして、”アナログ”もうまく使いましょう。
上で述べたように確かにデジタルを扱えた方が有利な面もありますが、
全てをデジタルに置き換える必要はないと、私は想っています。
例えば、分かりやすいのは紙の本や、地域の掲示や回覧。
必要な方に情報を届けるには、どうすれば良いか?
そんな優しい考え方と知恵を、お互い備えておきたいものですね☺
#かずよしちゃんと社会のお勉強
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