松本ハウスさんの2冊の書籍
こんばんは。皆様。糸永詠子です。
私が学生時代にはまっていたお笑い番組の一つ ボキャブラ天国にてハイテンションなギャグとセンスでお茶の間を沸かせて 私を引き付けていた素敵な芸人さん 松本ハウスさんをご存じですか?
松本キックさんとハウス加賀谷さんが生み出す 松本ハウスさんの漫才が学生時代の多感な時期の私にはとても斬新で、面白く もっともっと見たい芸人さんの一人でした。 そんな夜な夜な学生時代の楽しみのボキャブラ天国も放送が終わり、私自身も一人暮らしのため 県外へお引越し。学生から社会人になって 統合失調症主軸の心の病との付き合いが始まりました。
治療のため 県外から実家を頼り 実家に戻り 地元で治療を受けるべく 今も続いている精神科の通院の病院に 松本ハウスさんが表紙の雑誌がありました。 ハウス加賀谷さんが統合失調症のため治療を続けていること、治療のため長い間 松本ハウスの活動を休止したことを私は初めて知りました。
あれから10年位時間が経過し 少しづつですが周りの助けと、支えが功を奏し心の病も小康になりました。おTwitterでつながっている友人のリツイートを見て 松本ハウスさんのご本人アカウントを知り、フォローし YouTubeチャンネルも登録し、SNSを介してハウス加賀谷さんの考え方や質問箱に寄せられる質問に返信、返答を見て 私も20年はかかっている統合失調症の私と向き合おうと決意。
文庫バージョンの【統合失調症がやってきた】と【相方は、統合失調症】を取り寄せ 読んでみた感想を書きます。
私は【統合失調症がやってきた】と【相方は、統合失調症】は2冊で1冊の作品であり、松本キックさんとハウス加賀谷さんの世界観を込めている2冊だと思いました。
【統合失調症がやってきた】と【相方は、統合失調症】の2冊ともに、ハウス加賀谷さんの体験や経験を 松本キックさんが丁寧にヒアリングし、書籍に仕上がっています。
時折お二人の対話も交えながら、丁寧でわかりやすい言葉で統合失調症に向き合う当事者のハウス加賀谷さんの考えたこと 感じたこと 苦楽諸々を仲間としてまるっと受け止め、信じて支える一人の人間としての 松本キックさんのスタンスの考えと芸人として苦悩した体験も含めて 松本ハウスの活動休止から復活 復活からより成熟したお二人の関係とコンビの絆を感じました。
統合失調症の私は【統合失調症がやってきた】と【相方は、統合失調症】を読み返し 統合失調症としての私を受け止めるのに長い間時間がかかっていたことをずっと恥じていました。
まさか私が?なんで?自責し、心の病について心無い言葉や罵声を受けても反論する気力もなく かといって世の中や生まれたことを悔いても仕方なにのに、自暴自棄になっていた時もありました。
心の病の情報や知識が少しづつ増えるのとは反比例して どんどん統合失調症の当事者の声や気持ちは抑え込まれているように私は日々感じています。
心の病の人は~だからとか、発した本人は悪気はないのかもしれない。が、受けた当事者は 私は~なのか・・と言葉を発した本人よりも重く、深く受け止めて 言葉による呪縛や固定概念につながる危険性もあります。
言葉による呪縛・固定概念・心を守るために どんどん当事者は口を閉ざし、心の病は自己責任ですべて自分が悪い・・自分が・・と自分で自分を閉ざしてしまう場合もあります。
だからこそ【統合失調症がやってきた】と【相方は、統合失調症】の2冊は貴重な当事者の生の体験記であり、声であり、病を通してのハウス加賀谷さんじゃなく、ハウス加賀谷さん個人を信じて 見つめている松本キックさんのスタンスや経験から生まれた考え方
もっともっと 広まってほしいと私も願います。
松本ハウスさん
公式プロフィール
YouTubeチャンネル「松本ハウスの不思議な冒険」
松本ハウス公式ツイッター
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【統合失調症がやってきた】 【相方は、統合失調症】