「魂に秩序を」マット・ラフ
《本書は、①ボーイ・ミーツ・ガールな青春小説であり、②非=日常的な世界のメカニズムを解明してゆくSFであり、③毒親の影響から必死で抜け出そうとする若者たちの成長小説であり、④その軌跡を苦難の旅路として描くロード・ノヴェルであり、⑤過去の死の謎に迫るミステリーであり、最後にそのすべてが渾然とした大団円を迎える》(解説・霜月蒼)
◆《全部入り小説》(杉江松恋)の名に恥じぬ面白さ!
◆〈多重人格障害者小説〉としても出色の出来!
◆文庫本で1,000頁超えというボリュームも虚仮