GO-FEET

大阪市在住。妻ひとり、娘ひとり、孫ひとりあり。

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最近の記事

「ビリー・サマーズ」スティーヴン・キング

《「見ろよ、あれだけのトウモロコシ」アリスの背後の光景を見ながら、ビリーはいう。「それから太陽。コーマック・マッカーシーを読んだことは?」 「ないわ、ビリー」 「読むべきだ。『ブラッド・メリディアン』を」ビリーはアリスに微笑みかける。》(307頁)

    • 「破砕」ク・ビョンモ

      《「女性の叙事」という言葉が日常に台頭していなかった二〇一三年の夏のある日、新聞記者の方から、『破果』の主人公を高齢女性にした理由を尋ねられました。当時、言葉で緻密に構造化できるほど自分のなかに問題意識があるとは思えない状態で、私はこう答えました。 「女性は弱者ですが、老年に入ると、二重苦をあじわう弱者になるんです」  のちに、女性の物語がかつてないほど重要になるとは知らなかった頃のことでした。》(「作家の言葉」) ◆う〜ん、これは「破果」も読まねば!

      • 本日の肴〈ゴーヤの中華炒め〉

        ■ゴーヤ1本を縦半分に切って斜めに薄切り ■フライパンにお湯を沸かしゴーヤを入れ30秒煮る ■米油大さじ1入れたフライパンでゴーヤを炒め ■合わせ調味料を加えれば出来上がり ◆合わせ調味料◆ 水 大さじ2 鶏ガラスープの素 小さじ1 砂糖 小さじ1/2 塩 少々 片栗粉 少々 胡椒 少々 胡麻油 少々

        • 「勝手に生きろ!」チャールズ・ブコウスキー

          ◆傑作! 《本作『勝手に生きろ!』は訳者にとって思い出深い著作である。二六歳のつたない訳者を激励し支えてくれたのは、柴田元幸先生と今は亡き担当編集者・安原顯氏だった。文学とは何か、文章とは何かについて訳者に叩き込んでくれた二人はまさに真の教育者であった。深く感謝しています。そして、この本が長い時を越え再び命をもたらされた幸運を喜びたい。これはひとえにブコウスキー文学の力だろう。ある青年に、「おれ、今まで本一冊も読んだことなかったけど、この本だけは最後まで読めました。面白かっ

        「ビリー・サマーズ」スティーヴン・キング

          「魂に秩序を」マット・ラフ

          《本書は、①ボーイ・ミーツ・ガールな青春小説であり、②非=日常的な世界のメカニズムを解明してゆくSFであり、③毒親の影響から必死で抜け出そうとする若者たちの成長小説であり、④その軌跡を苦難の旅路として描くロード・ノヴェルであり、⑤過去の死の謎に迫るミステリーであり、最後にそのすべてが渾然とした大団円を迎える》(解説・霜月蒼) ◆《全部入り小説》(杉江松恋)の名に恥じぬ面白さ! ◆〈多重人格障害者小説〉としても出色の出来! ◆文庫本で1,000頁超えというボリュームも虚仮

          「魂に秩序を」マット・ラフ

          「ハルビン」キム・フン

          いやぁ~、これは正直知らんかった…… 反省、反省…… 《裁判過程では、安重根の政治的動機を現実に対する無知さから始まったものと見せつつ、文明的な手続きに沿って死刑に処する形にすることが日本外務省の方針だった。禹徳淳に対しての司法処理もこの方針に従うことになっていた。外務省はこの方針を関東都督府の高等裁判所に電文で指示していた。電文は裁判が始まる前に届いていたが、高等裁判所はそれを地方裁判所に口頭で下達し、電報で受け取った公文書は極秘裏に保管された。  真鍋裁判長は安重根と禹

          「ハルビン」キム・フン

          本日の肴〈エボダイの煮付け〉

          ◆本日の肴は〈エボダイの煮付け〉 ◆関西では〈ウオゼ〉とか〈シズ〉という名で流通しておりまする ◆生きはイイけど、調理済みやなかったので久々に魚のお腹を出しましたとさ…… ◆で、エエ感じの煮付けに仕上がりました! 以下〈ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑〉より引用 《水洗いして、湯通しして冷水に落としてぬめりを流す。水分をよくきり、酒・しょうゆ・水であっさり煮上げる。酒・みりん・しょうゆ・水でも砂糖を加えて濃厚な味つけにしてもいい。上品な白身ながら身に脂が混濁しており

          本日の肴〈エボダイの煮付け〉

          「今日の人生3 いつもの場所で」益田ミリ

          ◆「小説新潮」に発表したという「小説  念のため」が実に素晴らしく、マンガではすでに実証済みではあるけれど、このひと〈フィクション〉も面白い!ということを再確認 ◆で、うわぁ~〈八海山〉飲んでるやん……

          「今日の人生3 いつもの場所で」益田ミリ

          本日の肴〈キビナゴの唐揚げ〉

          ◆軽く水洗いをして、布巾等で水気を切る ◆全体に〈日清製粉から揚げ粉〉をまぶして ◆180度の米油で揚げれば出来上がり ◆レモンを搾っていただきます

          本日の肴〈キビナゴの唐揚げ〉

          「ゴスペルシンガー」ハリー・クルーズ

          思っていた以上に宗教色が強くて理解しがたい部分が多く、少々退屈な読書となってしまった…… 以下、「解説」(吉野仁)より引用 《ハリー・クルーズ『ゴスペルシンガー』(The Gospel Singer 1968)は、一九六〇年代のジョージア州の町エニグマを舞台に、ひとりのゴスペルシンガーの運命を中心に描かれた小説である。もちろんエルヴィス・プレスリーをそのままモデルにしたものではないが、南部のゴスペルシンガーが成功したのちキャデラックに乗って帰郷するという設定をはじめ、作中

          「ゴスペルシンガー」ハリー・クルーズ

          鰻の蒲焼きの美味しい食べ方

          以下、ネットの情報をもとに何度か試行錯誤を繰り返しながらたどり着いた〈鰻の蒲焼きの美味しい食べ方〉。 ◆買ってきた〈鰻の蒲焼き〉を流水でよく洗い ◆ペーパータオルで水気をよく拭き取る ◆〈ウナギ〉に日本酒(料理酒)を小さじ1ふりかけ ◆クッキングシートにくるみ(キャンディ包み) ◆蒸し器で15〜20分蒸す ◆市販の〈鰻の蒲焼きのタレ〉と〈粉山椒〉を振りかければ完成 ◆実に〈ふっくら〉〈しっとり〉〈柔らかく〉出来上がります

          鰻の蒲焼きの美味しい食べ方

          「スイマーズ」ジュリー・オオツカ

          2年前に母親を見送った身にとって、「十年に一冊」の作家、ジュリー・オオツカの最新作はなんとも心揺さぶられる一冊でありました…… 《読み終えると、決まったコースをひたすら泳ぐスイマーたちの日常とそれを壊してしまうひびの出現を描く二章が最初に置かれていることの意味が腑に落ちる気がする。どこまでも客観的に、淡々とした口調で、ときにユーモアをも交えて(ユーモアと悲しみはコインの両面だ、とオオツカは言う)語られている本書は、芯のところではひりひりする傷口をむきだしにした母と娘の物語で

          「スイマーズ」ジュリー・オオツカ

          本日の肴〈鱧の湯引き〉

          ◆骨切りしてあるハモの両面に塩をして10分置く ◆ハモの両面をペーパータオルで拭きとり、2〜3cm幅に切る ◆鍋に湯を沸かし料理酒を適量入れる ◆沸騰したら鱧を放り込む ◆1〜2分くらい茹でた後、氷水に取りしめる ◆しっかりと水気を取れば完成 ◆梅肉のタレ(梅干大1個、醤油小さじ1、味醂小さじ1、鰹節1パック)と辛子酢味噌でいただきました

          本日の肴〈鱧の湯引き〉

          美味しい白ごはん

          ◆インスタに載っていた〈おにぎり〉にするならコレ!という米の炊き方 米 2合に対して 白だし 小さじ1 塩 小さじ1 米油 小さじ1 酢 小さじ1を入れて普通に炊くというもの ◆試してみましたが、なかなかイイかも……

          美味しい白ごはん

          本日の肴〈鱧の子の玉子とじ〉

          ハモの子 200g 水 200cc 醤油 大さじ2 味醂 大さじ2 料理酒 大さじ2 砂糖 大さじ1 卵 2個 三つ葉 適量 ◆ハモの子は笊に入れて水洗い ◆鍋に水と合わせ調味料を入れ、沸騰したらハモの子を入れて火を通す ◆玉子をよく溶いて鍋に入れ、余熱で火を通す ◆皿に盛り、三つ葉を散らせば出来上がり

          本日の肴〈鱧の子の玉子とじ〉

          本日の肴〈カンパチの刺身〉

          ◆個人的には、青物の魚のなかではシマアジが一番旨いと思っているので、普段ならヒラマサ、カンパチ、ブリのたぐいには手を出さないのだが、本日は一度試しに〈間八〉を買ってみた ◆結論から云うと、身はしっかりと青魚の味がして、食感はモッチリとなかなか美味かった ◆本日は養殖物やったけど、次は天然物を食したいねぇ…… ◆以下、〈ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑〉より引用 潮っこの刺身(汐っこの刺身) カンパチはブリとは違い小さくてもそれなりにおいしく、1kgを超えると脂ものって

          本日の肴〈カンパチの刺身〉