共感でお金を集める、という言葉からくる違和感について
「共感でお金を集める、新しい資金調達の形」
あなたはこのフレーズを聞いたことがありますか?
これはクラウドファンディングを形容する言葉としてよく使われてきました。
先にお伝えしておきますが、私はクラウドファンディングという仕組みはとても素晴らしいと思っています。
応援や感謝、つまりお互いに「ありがとう」が飛び交うお金の流れだと思うからです。
しかし、
キャッチフレーズにあるように共感でお金を集める、と言われると何だかすごく違和感を感じます。
それは、プロジェクトを立ち上げる際に
「どうやったら共感してもらえるか?」
を考えながら仕掛けているような感じを受けるからかもしれません。
共感とは、主導権は相手にあります。
こちらから「共感してください」というのは筋が違います。
感動とよく似たメカニズムであり、行動や言葉やシーンを受け取った側が
「感動した」「共感した」
というものです。
誰かに何かを販売した経験がある方はきっとわかると思うのですが、
「いかがですか?買ってくれませんか?」
という販売行為は勇気が要りますよね?
しかもクラウドファンディングに関してはその売れ行きが一目瞭然にさらされ、
売れているかどうか、応援されているかがオープンになるので、尚更勇気が要ります。
たとえ、
プロジェクトを立ち上げ公開した内容に共感しなくても、
「あの人が挑戦してるから」といった公開者の人間性や勇気に対する応援、あるいは「何となく買ってみてもいいか」ぐらいの気持ちでもいいのではと思います。
今回、私の仲間であり
日本営業大学でアスリート受講生に対するキャリアコンサルティングを担当している神谷海帆さんが、5年越しの夢を叶えて初出版することとなりました。
その初出版をお祝いする意味でクラウドファンディングに挑戦しています。
神谷さんがクラウドファンディングをする目的が、
「多くの人に感謝を伝えたい」
という志ですので、サイン本+特別動画付きで相当お安く設定されています。
神谷さんをご存知ない方もぜひこちらのページをご覧くださいね。
https://camp-fire.jp/projects/view/408615
先ほど書いた「販売行為に勇気が必要」という話、実は
ブランディングとプロモーションの違いなんです。
ブランディングは「自己PR」
プロモーションは「営業・宣伝」
ここを履き違えている方が非常に多いです。
もう少し噛み砕いて説明しますと、
あなたがどんな人で、
どんな価値観を持っていて、
どんな志があるのか?という
ブランディングをせずに、
販売や宣伝に取り掛かるから販売行為が怖い、となるんです。
情報に溢れている今、
買い手である消費者は賢くなっています。
プロモーションをする前に必ずブランディングをしなければ小手先のテクニックに頼ってしまい、結果的に「マイナスブランディング」となってしまう時代です。
私が提唱しているのが「共感力×ブランディング」です。
共感力のエッセンスを加えたブランディングとは、あなた自身の売り込みではなく、あなたと価値観の近い方が周りに集まる手法です。
小手先のノウハウではないのですぐに結果が出るものではありませんが、ブランド自体継続した発信により積み重ねていくものですので、クライアントにはご理解いただいています。
共感ブランディングのポイントは
「ビジョン・共感ポイント・専門性」のバランスです。
興味のある方はご説明しますので、コンタクトしてくださいね。
中田仁之のプロフィールについてはWikipediaをご参照ください
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%94%B0%E4%BB%81%E4%B9%8B
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