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他人事だから、面白い?

「ROOM SERVICE」
ブロードウェイで上演された作品を基にした映画。

とにかく面白い!
役者も芸達者で素晴らしい!!

けれど、食えない役者の様子がなんとも突き刺さるものがあり、腹をかかえて思いっきり笑えませんでした。
同業者だからでしょうか。

以前の食えない舞台役者は、アルバイトで映像作品や声の芝居をして、生計を支え、舞台に打ち込んでいました。
声の仕事で稼いでいても、元々は舞台役者なので、仲間内では「マスコミ芝居」とよく思われなかった場面もあったそうです。
けれどアルバイトが表現のお仕事なので、場数が踏め、実践で表現の幅が広がり、学び成長できていました。

ところが今は、舞台役者のアルバイト先が「声優」という職業になったり、映画俳優やテレビ俳優などで溢れて、生活の糧がなくなりました。

役者の訓練は、発声や歌、ダンスに日舞などの肉体訓練のほか、日々様々なものがあります。
訓練やお芝居稽古に、時間や労力をかけて、表現とは程遠いバイトに明け暮れ、お芝居に励みます。

でも結局は、どの時代も「食えない役者」はいたのですから、なかなか食うには難しいのでしょう。

私はまだ身近なものは、笑えない、可笑しがれない、ようです。
だからこそ演劇などを人間の生きる様を客観的に見れるものを通して、自分の人生を見直し、改善して、より良い日々を営めるのでしょう。

人生や心が豊かになる時間をぜひお過ごし下さい^ ^