![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46345946/rectangle_large_type_2_aacedaf9e597d5f2596dd5d8a37cf802.png?width=1200)
21.僕と定食屋さんとの闘い
おはようございます。
なかし。こと中島です。
世界53ヵ国共通の国際資格を所有し
rexerというジムでパーソナルトレーナーをする傍ら、名古屋での出張トレーニング、オンラインでの食事指導、楽天roomの運用なども実施しております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日は最近の楽しみであるランチの話をします。普段はボディメイクの為に自炊をしていますが、最近は増量期(筋肉を大きくする為にカロリーを多くとる時期)ということもあり昼は外食をすることを決めております。
僕の行きつけのご飯屋さんは職場から徒歩2分のところにあります。これはパーソナルのお客さんから聞いたお店で「早めに行かないとランチが無くなるよ。」この一言で美味しいだろうなと僕の頭の中では想像が広がります。
職場はビジネス街にあり、ランチどきには多くのスーツ姿のビジネスマンが行き交うため、街の色は少し黒くなる。
その流れに乗るようにして僕もいつもランチを手に入れる為、足早に向かいます。
初めていくお店は少し緊張するところから始まるんです。店に入ると1人の僕はカウンターに案内されます。
店の中は昼は定食を提供し、夜はお酒を飲める雰囲気。キープされているボトルがカウンターから姿を覗かせている。
そんな感じで店の雰囲気を見てると店員さんから「何にしましょ?焼きか煮か造りか?」
そう。ここのランチは「焼き魚定食」「煮魚定食」「お造り定食」の3つでビジネスマンの胃袋を満たしている様子です。
魚の種類はその日の仕入れで変わるんだろうなぁと勝手に理解している。
店員さんに聞かれた僕はその日の魚がサバということを確認してから「焼きで!」と答える。
大好きな焼きサバ定食だ。
大きな焼き鯖定食のプレートにはご飯、豚汁、マカロニサラダ、温泉卵、漬物が並ぶ。
うーん!豚汁がある時点で100点なんです。
単純な男だなぁと書きながら感じていますが、豚汁があって、タンパク質の卵があって、ご飯おかわり無料ときた。もう最高しかないんですよ。
言うまでもなく味も最高!値段も800円!
大満足の内容となりご機嫌でお店を後にします。
明日も行こうという決意が店を後にする僕の鍛え抜かれた背中が語っている。、、はず
そして次の日。
同じような黒い流れに乗り昨日のお店へ。
入ってすぐ店員さんの「いらっしゃい!」と言われた2秒後に「今日の魚はなんですか?」と聞く。初日の緊張感はもうないんです。食い気味だ。笑
僕の質問に店員さんが答える。「サバです。」
あぁ、、今日もサバなんだ!
まぁいいか!
「焼きか、煮か、造りか?なにしましょ?」
これは当然のように言われるセリフで、人が入ってくる度に聞かれている。
そして僕は「焼きで!」と答える。
昨日と同じだ。同じものを食べるのには僕は慣れている。ボディメイクを長年やっている僕は1年のほとんどのご飯が同じ内容なんです。
#人生の半分損してるじゃーん。と女子高生に言われそう
いつも通り美味しかったが昨日ほどの満足感がない。でもなぜか明日も行ってみようと思っている。
次の日。
街の黒い流れは変わらない。
「今日の魚は?」
「サバです」
#3日連続かよ。。
「焼きか、煮か、造りか?」
「なににしましょ?」
、、、「焼きで!」
おし!これは我慢比べだな。
次の日。
「今日の魚は?」
「サバっす!」
「焼きか?煮か?造りか?」
「なにしましょ?」
、、、「焼きで!」
#もはや煮を注文するわけにはいかない
すると!!
1人のビジネスマンが来店し
「今日の魚なんすかー?」
「あー今日はサバなんですよぉ」
まるでいつもはサバじゃないような言い方。
#いつもサバじゃねーかと心で思ってる
店を出てコーヒーを飲みながら思った。
あれ?僕は明日も行こうとしてないか?
さっきまではサバしかないことに少し腹を立てていたのに。
そして気付いたんです。僕は明日もサバしかないことを願っていることを。サバしかないことを楽しんでいる自分がいることを。不思議とサバに会いに行ってる自分がいることを。
大好きな漫才コンビの何回も見たネタなのに何回も見たくなるアレに似ている感覚です。オチもネタも全部知っているのにまた見たくなるアレ!
そして運命の4日目。
「今日の魚はなんですか?」
いつもよりもワクワクしている
#こいっ!こいっ!サバ
「サバです」
よし!サバだ!
いつもならここで「焼きか、煮か、造りか?」と聞かれるのに今日は違った。
「今日の煮はタイの煮付けです」
え!?
ここにきて変化球。緩急が効きすぎていつものタイミングで「焼きで!」と言えない。
サバを待っていたのに。ここにきてタイ。
そして煮付けている、、、
うまいに決まっている、、、
「煮で!」
ごめんサバ。
あれだけサバを望んでいたのに。待っていたのに。楽しみにしていたのに。浮気をしたのを後悔させるかのようにタイの小骨が喉に刺さったまま今も取れないでいます。
たかが日常のランチでもこんな楽しみ方があって12時を日本一ワクワクして待っている。
些細なことでイライラせず、何事も楽しめる感覚を持ち合わせて生きていきましょう。
そして明日からも
「なににしましょ?」
「サバで😁」
このやりとりをしにいくでしょう。
皆さん良い1日を。
そして美味しいランチを。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
ではまたー🖐️