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美容室の開業 創業融資の金利が下がります。

日本政策金融公庫で創業融資を受ける場合の金利が今よりも下がる予定です。コロナの影響もあり、開業を躊躇している人も少なくないと思います。国としてもコロナ融資ばかりではなく、新たな創業を積極的に支援しないと、これからの経済成長も見込めません。今回の創業融資の金利引き下げは、国としても新しく事業をスタートさせようという人の後押ししようという意図を強く感じます。

〇創業融資の金利はどれくらいか知っていますか?
 お金を借りる時の金利はどれくらい気にしているでしょうか?お金が借りられるならそれでいい。それほど金利は高くないでしょ?と考えている方も実は少なくありません。美容組合に加入して融資を受ければ金利が安くなるのは来たことがあるけど、あとは正直よく分からない、という話はよく聞きます。
 日本政策金融公庫で創業融資を受ける場合には、融資申請する方の状況によって設定される融資制度が変わり、それによって適用される金利が変わってきます。
 日本政策金融公庫の金利設定はこちらで確認ができます。

〇どのように変わる予定なのか?
 基本的な考え方は、「基準金利」というものがあり、さまざまな要件に該当すると、この基準金利からマイナス〇%引き下げた金利が設定されることになります。いくつかのパターンがありますので、今回は美容室の創業融資でよく使われる制度の金利についてご紹介します。

現状では、「創業利率特例制度」というものが適用され、基準金利からマイナス0.3%されている金利が、これがマイナス0.6%まで引き上げ。つまり、金利が低くなる、ということです。また、創業の段階で雇用する予定の創業であれば、マイナス0.9%されることになります。

 雇用拡大の場合の適用金利の注意点としては、例えば美容室を夫婦で経営しようと考えている人は、事業主がご主人で、奥様を専従者として給与を支払う予定であった場合、身内の採用は対象外となります。あくまでも、身内ではなく第三者の採用を予定している場合にこの金利が適用されます。

〇創業融資の金利の考え方
 おそらく今の時点で融資申請をすると、まだ従来の金利設定のままのはずですが、近いうちに金利が改訂される予定である場合には、融資決定のタイミングをずらしてくれる場合もあるようです。ただ、〇月〇日以降の融資決済分から適用という制度だと思いますので、融資決定を先送りしてまで待つ必要は無いと思います。金利が低くなるなら、もちろん低い方が良い訳ですが、1つの考え方としては、融資決定までの時間を優先させなければならない時もあるわけです。
 創業融資というのは、設備資金であれば一般的には10年の返済を予定して借入をするわけですが、仮に、ご自身の金利設定が比較をしたら高めだとしたら、数年間返済し終えたところで、他の融資制度に借り換えをすることで、より低い金利の借入にすることもできます。融資申請の時点で、何を最優先にすべきかを考えて判断することをお勧めします。

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