ダウ理論でトレンド判断できてる?②
前回はアップトレンド中の押し安値について学習しましたね。
今回はダウントレンド中の戻り高値について学習していきたいと思います。
押し安値が理解することができれば、戻り高値はその逆の考え方となるだけなので覚えるのは簡単かと思います。
戻り高値とは?
押し安値は、下降トレンドにおいて価格が一時的に上昇し、安値を更新した最新の高値を指します。このポイントは、下降トレントが継続するための重要な「防衛ライン」となります。あくまでこの定義は下降トレンドが継続している場合に適用がされます。
ではまずは簡単な図解から見ていきましょう。
下の画像でいうと5から6の新たに高値を作った5が戻り高値となります。
この場合、5の戻り高値を更新するまでは常にショートエントリーを考えていく必要があります。
先ほどの流れに続いて赤のラインの流れが来たとします。
この場合の押し安値はどこかだと思いますか?
正解は11です。途中7→10までは直前の安値を更新できていませんね。
そこから新たに12の安値を作って11が戻り高値となります。
では実際のチャートで見ていきましょう。
下の画像での戻り高値はどこでしょうか?
簡単ですね7の最安値を作った6のポイントが戻り高値となります。
ここまではっきりとわかりやすいチャートだといいのですが、実際は難しいチャートもありますね。
では次はどうでしょうか?
正解は4ですね。このチャートでは5が最安値となっています。7,9の安値は5を超えられていないので当然6、8は戻り高値とはいいませんね。
戻り高値をまとめると
下降トレンド中において
最新の最安値を更新する起点となった高値
を戻り高値と言います。戻り高値を抜かれた場合は下降トレンドが崩されたとなるのでショート目線の終了となります。
①と②でトレンド判断をするための押し安値と戻り高値を学習しました。今回はトレンドを判断するための波はこちらで引いていましたが、実際は自分で波を判断しなければいけません。
なので次回はどうやって波を見つけていくかを学習していきたいと思います。
この記事がいいねと思った方や続きが気になる方は応援の意味を込めてスキをしていただければ励みになります。