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#16 【授業レポート 03】昨今のアウトドアブームを巻き起こした背景とは? - 余暇時間の変遷とレジャー活動
こんにちは!法政大学キャリアデザイン学部2年のなかのっちです!
さて、今回も友人からのリクエストにお答えして「授業レポート」を書いてみましょう。
今回は「余暇集団論」の授業から、アウトドアブームと余暇について考えていきます。
では今回もお付き合いください(^_^)/
余暇とは?
そもそも余暇とは何かを考えてみましょう。
余暇とは、仕事をはなれて、自分の勝手に使える時間。
というように考えられています。
つまり、自由に使える時間という意味で考えてもいいかと思います。
余暇時間の変遷
この余暇に活用可能な自由時間(余暇時間)は時代の流れとともに変化してきています。
それは、産業構成の変化に大きく由来していることがわかっています。
①畑仕事の時代
我々の先祖は畑仕事から始まっていきます。まだ工場がない時代。
この時代、家と職場の境界は不明確であり、余暇時間としての自覚はなかったと考えられています。
つまりこの時代における余暇は「休憩時間にお茶を飲みほっとする時間」と考えられていたと思われます。
↓ 産業革命後
②工場制の時代
産業革命が起こり、働く場所の多くが畑から工場へと変遷していきました。
この時代に生まれたのが「通勤」という文化。これまで職場=家であったのが、職場と家が切り離されたわけです。
これにより、労働時間の始まりと終わりが明確になり、余暇時間も明確になりました。
この時代から余暇の考え方がだんだんと生まれていきます。
↓ 情報化 + COVID19
③テレワーク時代
ここからは授業では触れられておらず、私の持論になります。
コロナ禍で急速に情報化が進み、再び仕事(労働)と家の境界があやふやになっています。
しかし、畑時代に比べ、情報化により、仕事の効率化が進んでおり「ひと段落」というタイミングが生まれていると思います。
私もインターンを在宅で行うことがほとんどですが、定時に終わらせることを目標にしつつ、タスクが終わる=終業というフレームになっています。
さて、時代の変遷とともに余暇時間が変わっているということをお話ししてきました。
時代の流れとともに余暇に使える時間は増えてきています。
その理由としては、特に効率化が挙げられます。
例えば、家庭の時間でいうと、洗濯機や冷蔵庫の普及に伴い、これまで必要になっていた時間が削減。労働でいえば、情報化やITの活用により、自動化や効率化が進んできました。
これにより、それぞれにかける時間が減少 → 余暇にあてられる時間が増えたと考えられます。
では、その余暇にあてられた時間を近年どのように活用する傾向があるのかをみてみましょう。
アウトドアブームと余暇
近年、アウトドアブームが訪れています。
YouTubeでもソロキャンプをする人や、家族でのキャンプ風景を投稿する人、テントのレビューや焚き火台のレビューなどアウトドアに関わる動画も増えています。
私のバイトする某大手スポーツ用品店のグループ内にもアウトドア専門店を各地にオープンし続けています。
それだけアウトドア用品が売れるのでしょうね。
確かにここ数年でキャンプ用品の問い合わせは増えているように思います。
どこどこのあのテントはあるか?という問い合わせが日々届きます。
その時、「ここはスポーツ用品店だ!アウトドア用品は専門店に行ってくれ…あんまないんだ…」と心の中で毎回思っていることはここだけの話にしておきましょう笑
余暇時間が増えた → 家族の時間(家族サービス)へ
この流れによって、かつてのレジャーに比べて家族でできるレジャーへのニーズが高まってきました。
その結果がアウトドアブーム
何をもってブームというのか?という点は確かに論点ではありますが…笑
ただ、車業界を見ても、新作発表に出てくるのは「SUV車」や「4WD車」などアウトドア向きの車であることは明らかだ。
もちろん若者に人気があるから出しているというもの否定できないが、少なからず、家族が乗れて多少の山道にも耐えられるという点でこのような車のニーズが高まっていることは明らかだ。
最近で言うと、
トヨタはライズ、ヤリス、RAV4、ハリヤー等
日産はエクストレイル等
ホンダはヴェゼル等
どの日本車メーカーをみてもその傾向が見られています。
トヨタは大人気だった「クラウン」の生産を辞めるような話をしていることもあり、セダンタイプの車(キャンプには向かない)は時代遅れと考えているようです。
余暇時間と市場変化はかなり影響していることも見られます。
終わりに
アウトドアブームが来たのは分かったが。と言う感じかと思いますので、余暇と労働って何が違うのかと言う話を次回してみましょう。
少なからず、最近話題の「ワークライフバランス」の観点から考えれば、余暇のようなライフがワークに与える影響が大きいことが言われています。
こうした余暇について考えてみることも、これからの社会や未来を充実したものにさせるためには重要なのかもしれませんね☺️
ではまた次回。
それではぁ〜!
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