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先物(Future)プロップファームの取扱説明書

プロップファームを解説している現役プロップトレーダーのみりん(@mirin_FX)です。

現在複数社でプロップトレーダーとして活動しており、零細ながらプロップトレードで生活をしています。


今回の記事は「先物プロップファームの取扱説明書」と題しまして、実際に筆者も利用している先物のプロップファームに関する解説になります。

最近Apexを利用して稼がれている方もいらっしゃり、気になる方もいるのかなと思います。かく言う私もApexとは異なる月額課金型のプロップファームを利用しています。(Topstep)


この記事では初心者でもわかるように

  • 先物プロップファームとは?(特徴やメリット・デメリット)

  • プロップトレーダーを目指す方でおすすめできる人、できない人

  • 有名でおすすめの先物プロップファーム

こういった点を始めとして分かりやすく解説していきます。


※以下注意事項です。

  1. この情報を用いて満足な結果が出なかった場合でも、筆者は一切の責任を負いません。ご了承ください。

  2. 当記事の全ての内容及び著作権、知的財産権は著者のものであり、当記事全ての内容はいかなる場合においても転載、複製、第三者への譲渡及び第三者への閲覧を禁じます。

  3. 月額課金型プロップファームと言っていますが、業者側はプロップファームと明記していません。

  4. ファームの内容を100%正しく解説できている保証はありません。必ずご自身でFAQをチェックする時間をお取りください。


先物プロップファームとは?

プロップファームと言うよりも先物トレーダーというべきか?

海外プロップファームでプロップトレーダーになるためにはチャレンジに参加する必要があります。Fintokeiでもそうですが。

このチャレンジ代の購入に関しては大きく分けて2つのパターンがあります。

  • 買い切り型(プロップファームの90%)

  • 月額課金型(プロップファームの10%)

プロップファームの一部では、月額課金型のプロップファームがあるのですが実は認知度が少ないんです。


理由としては後述しますが、この月額課金型のプロップファームで利用できるのが「先物(Future)」に限られるから。

だからFX(Forex)のプロップファームで検索をかけても、一切出てこないんですね。


ただこの先物のプロップファーム、結構有用なファームの可能性を秘めています。特に普段から先物や指数、コモディティでトレードしている方にとってはメリットの塊です。

コストの違い

Monthly Price(月額)と記載されていますね

一般的なプロップファームへの挑戦で発生するコストは、買い切り型であることが多いです。それこそ1回購入したらあとはプロになるか失格になるかしかありません。


しかし月額課金型のプロップファームではコストが以下のように分散されています。

  1. Monthly Price

  2. Activation Fee

  3. ※Reset Fee

  4. ※Deta Fee


まずMonthly Priceですが、月額課金の名前の通り、チャレンジに挑戦している際に支払う金額になります。

最初に1回支払った後、チャレンジにかける時間が累計1カ月かかるごとに金額が毎月払われていきます。(サブスクの支払いをイメージして下さい)

筆者が利用しているTopstepの最小額は49ドルなので、1カ月目に49ドル、2カ月目に追加で49ドル…と言うような感じです。

そのため1カ月以内に合格を達成した場合、支払いは月額で課金されることが無いので支払いが最少額になります。50kが49ドルで挑戦できるってことですね。


次にActivation Feeですが、月額課金型では仮にプロに合格した際に、口座をプロに進化させるために一定額の金額を支払う必要があります。これはプロになった口座1つごとに支払う必要があります。

  • 一括で支払うタイプ

  • 毎月支払うタイプ

基本的にはどちらかのタイプであることが多く、主流は一括で支払うタイプです。金額はファームごとやプランの金額ごとに異なります。


また失格になった口座をやり直す際にReset Feeと言う金額が、プロとして安定運用できるようになると、チャートデータのレンタルのためにDeta Feeが発生することがあります。

前者に関してはサブスクの機能上、失格になった口座が毎月勝手にリセットされるタイプのことが多いため、自分の意志で追加リセットをする際に発生する費用と考えて下さい。


後者はプロとして利益をちゃんと出せるようになると、チャートデータをレンタルしてもらう必要があります。(詳しい話は省略しますが、トレード初心者は無料でレンタルできる)

これはそこそこ稼げるようになってから考えましょう。大体ここに到達する前に口座が破綻することが多いです。


まずは上記4つのコストが発生する可能性があり、そのうち2つ(MonthlyFee+ActivationFee)が基本的にはかかると思って下さい。

この金額が通常のプロップファームよりも安くなる可能性が高いという点がメリットになります。

トレードルール

トレードルールの例

トレードルールについてですが、恣意的なトレード禁止事項以外のトレードルールは下記のパターンであることが多いです。

  • 利益目標は低い(大体6%前後の1段階突破型)

  • 一貫性ルールあり(プロップファームごとによって異なる)

  • 損失制限は利益目標前後(大体4~6%)

  • 取引量制限(チャレンジ口座の大きさに対して最大取引量は異なる)

その他プロップファームごとに異なるルールがあるので、必ずFAQはお調べください。

取引商品・環境

さて月額課金型のプロップファームの大きな特徴ですが、取引商品が「先物」であることです。

一般的なプロップファームはFXの取引をメインとしますが、月額課金型は先物を始めとして

  • 先物

  • 指数

  • コモディティ

こういった商品がメインになります。そのためFXをメインとしてトレードをしている方にとっては完全未知になるでしょう。

一方で指数や先物、ゴールドなどをメインにトレードしている方は環境的に問題なく利用できると思います。


またスプレッドや手数料に関しても、大体のプロップファームと同じくらいです。(ただしFXのトレードが出来ないので実際に比較するのが難しいという点はご了承下さい。)

私はゴールドメインでトレードしていますが、スプレッドがちょっと広くて手数料がちょっと狭いかなと言う印象です。

出金・スケーリング

次に出金、スケーリングについてです。まず出金に関してですがこれはプロップファームごとに大きく異なります。

  • 1日200$以上の利益が発生した日を1日とし、累計5日達成するとアカウント残高の最大50%を出金できる。30日間累計で勝つと残高の100%出金が可能。(Topstep)

  • 口座残高を一定額超える必要があり、さらに出金までに10日間トレードをする必要がある。(Apex)

これはTopstepの場合


次に利益分配率についてですが、月額課金型の利益分配率は驚異的です。これが強みとして挙げられます。

  • 一定の累計利益額までは分配率100%(10,000~25,000$程度)

  • それ以降の利益は分配率90%

  • 複数の口座間で累計利益額は共有される


また利用可能な支払い方法は多岐にわたることが多いです。ちなみに私はほぼUSDTでの出金をメインにしていますが、WiseやSwiftが利用できることもあります。

注意事項について

注意事項としては以下の通りです。

  • サブスク契約は勝手に発生する。仮にいきなり口座10個とか購入して、失格や合格の口座の管理をちゃんとしてないと急に請求が発生する。

  • 諦めたり辞めたりする場合は、必ずサブスクの解約を行うこと。

  • 契約書類の難易度などは通常のプロップファームよりも難易度高いので、日本語翻訳や当事者の意見をよく聞きましょう。(筆者はTopstepならある程度解説できます。Apexはまだまだ勉強中。)

総合的なメリット・デメリット

まずメリットに関してですが、個人的な所感は以下の通りです。

  • 安く挑戦できる(早く受かればその分安くなる)

  • 稼げる環境は整備されている(利益分配率100%~90%)

  • 指数・先物トレーダーにとっては強い

  • 総合的に初心者向けと言える

一方デメリットに関しては以下の通りです。

  • 資金支払いの流れが分かりにくい

  • FXトレードは出来ない

  • サポートが基本的に機能しないと思ってほしい(海外あるあるだがTopstepはgmallアドレスが無い。AIチャットかDiscordは使えるみたい)

おすすめの月額課金型プロップファーム

それでは最後に個人的におすすめの月額課金型プロップファームについて解説します。と言っても3強ですねここが。

ちなみに他のプロップファームの分析もしていますが、微妙ですね…。今後も勉強していきます!

Topstep

Topstepは2012~営業している最古参です。実はFTMOやThe5ersよりも早く営業を開始しています。

筆者が最初に利用を始めたのがTopstepで、現在もプロ口座をのんびり運用しています。


他社と比較してのメリットは以下の通りです。

  • 価格が安め+ActivationFeeが全口座同一金額(149$)

  • TradingViewに類似したTopstepXを利用可能。なおTopstepXの場合はデータレンタル料は発生しない。

  • 学習環境の充実(全部英語なのでその点はご注意ください)

  • 出金効率は高い(200ドルの利益を5日稼げばクリア)

Apex Trader Funding

クーポンコード CYEZURHD 入力で最大割引(50~80%程度)

Apexは最近話題になりつつありますね。個人的に利用をためらっていましたが、問題が解決したので挑戦しております。

まあポンポン受けることが出来るだけの資金量は無いんですけどね…。


他社と比較してのメリットは以下の通りです。

  • 80%OFFクーポン利用すればチャレンジは最安値。(クーポンコードCYEZURHD入力で50~80%OFFになります。運良ければ80%OFFになるので購入の際は必ずチェック下さい。)

  • 利益分配率100%の範囲が広い(25,000ドルまで)

  • 口座ストック数が多い(MAX20口座運用できるので強い

My Funded Future

クーポンコード mirin_prop 入力で5%OFF

みんな知らないですが、MyFundedFutureもおすすめです。この会社は月額の利用料は少し高いですがそれ以外のメリットが超強いです。

  • 口座によっては一貫性ルールなし

  • 月額課金型では珍しいスケーリング機能ありの口座もある

  • ActivationFeeが無い

  • 最大DDがEOD(トレーリングではない)

そのため、1カ月以内に確実に合格できる地力があるのなら実は一番おすすめの月額課金型プロップファームと言えるでしょう。ぜひクーポンコードを利用して挑戦してみてはいかがでしょうか?


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