2020年 89冊目『ファシリテーター型リーダーの時代』
中尾塾の講師で来ていただいた東邦レオ社長の吉川さんが社員の課題図書にした本です。
これを読んだある若手社員のファシリテーション能力が向上したので興味を持って手に取りました。
この本でのファシリテータは
・中立的な立場で
・チームのプロセスを管理し
・チームワークを引き出し
・そのチームの成果が最大となるように支援する
と置いています。
これを遂行するにはIQとEQの両方が必要だとあります。
その通りですね。
そしてステップは3つで
1 会議のファシリテータ
2 チームのファシリテータ
3 組織のファシリテータと
順に難易度が上がっていきます
スキルや手法とツールが紹介されています。
ですので、かなり実践的に活用できます。
例えば基本スキルでは
何をいうか:質問・発言・要約の技法
何をするのか:は暗視を聴く・表情・動作の技法
記録を取る技法
グループを読み取る技法
コンセンサスを構築する技法
等が学べます。
自分の不得意なところを強化するにも役立ちます。
ツールとしては
整理するためのツール:ブレスト、ストラクチャード・ラウンド、Tチャート、親和図、特性要因図など
優先順位・評価をつけるためのツール:多重投票法、ノミナル・グループテクニック、フォース・フィールド、意思決定マトリックスなど
が学べます
事前の設計やグループ作業の活性化なども参考になります
会議の生産性を高める方法などもTipsレベルで載っています。
全体像を掴む、具体的に実践するのに良い本だと思います。