2020年11冊目『接続力』
リクルート同期の堀内 一人(ほりうちかずんど)さんの2冊目の著書です。想像以上に良い本です。
このような書き方をすると失礼に感じるかもしれません。
一人(かずんど)の前の本も面白かったので、今回もと思って手に取ったのですが、それを超えていたのです。
こっちの方がかなり良いです。
一人 (かずんど) はリクルート時代名古屋の1マネジャーだったのが、何階層か飛び越えて事業部長になった伝説の男です。
同期ですが、事業部も全く違い、接点がなく、あまり知らないかったですが、風貌含め、とてもかっこよいなって思っていました。
一人 (かずんど) が会社を辞める時に、初めて連絡して、恥ずかしいけれど、ファンなので飲みに行こう!と誘ったのを思い出しました。
本の中身は
一人 (かずんど) 自身が、ホンネで自分らしく(ラクして)、やりたいことをしながら出世(トクする)した話をベースに、それがなぜ成立するのかを理論立てて説明してくれています。
接続力という言葉が、直観的に分かりにくいかもしれません。
自分と何かを接続するという意味です。
まずは、自分。
タテマエの自分ではなく、ホンネの自分を自覚する事が重要です。
相手に合わせる、上司に合わせる、その場をこなすために思っていないことを発言するなどタテマエの自分がいます。
まず、ホンネの自分を自覚する。
そして、ホンネに従って行動する。
そのためには、本当に何をしたいのかを明確にする。
ただし、それをそのまま押し通すのかどうかなど、いろいろなパターンのケースも紹介されています。
しかし、どちらにしても自分はどうしたいのか、どのような感情を持っているのかを明らかにすることから始めます。
そうすることで、周囲も私の事を理解しやすくなるわけです。
冒頭にキリンはキリン、トラはトラだという話があります。
自分が何者かが分かる事が、全ての接続の起点だというのは納得感が高いです。
その後、未来との接続や、他者との一体感の話、他人とは引き算が良いなど、納得感が高く、実践的な話が学べます。
冒頭に書いたように、良い意味で想像を超えた本でした。
一気に読みました。
もしも、毎日が楽しくなく、ストレスを感じていることが多ければ、手に取って処方箋を学んでみると良いと思います。
お薦めです。