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2014年19冊目「人間力 そこにどう火をつけるか」
知人に紹介されて読んだ本です。
企業の変革に取り組んでいる変革研の藤田さんという方が書かれた本です。おそらく、この方は実績含めて素晴らしい方なのだと思います。実際にお会いしたり、この変革研のイベントなどに参加したら、その魅力を感じられるのであろうと想像できます。それが本の端々にも現れています。
ただ、文章が分かりにくいのです。さらに一般とは違う名詞の使い方をされるので、読んでいて引っかかってしまいます。加えて、他者の間違い等やだめなエピソードを指摘する箇所が多く、頭に入りにくい構成になっています。
4章までは現在の会社、学校、家庭などの問題点を指摘し、5章以降の後半部分が著者の言いたいこととなっています。後半部分はなるほど!と言う話が多いのですが、普通であれば前半で力尽きてしまうかもしれません。
参考になった話をメモしておきます。
一番伝えたいのは
・無用の世話焼きが、結局メンバーの主体性を損なってしまう。
これ以外に参考にしたいのは
・修羅場の経験が本人を成長させる。
・状況が人を動かす:困った状態になれば人は自ずと動き、解決をする。
・直結化:現場のメンバーが問題を自分ごととして捉えられるように問題と現場を直接つなぐ。
・夢の追求屋:リーダは金の追求屋ではなく、夢の追求屋であるべき。夢の成果が金である。
・リーダの4つの姿勢:正直、メンバーと真正面から向き合う、部下がリーダーを仲間意識を感じられるようにする、部下への感謝。
・部下に仕事をやらせきる。自分が間違ったら謝る。部下がやり切ったら感謝する。
・衆合天才:メンバー含め全員がやる気になり、横組織同士の連絡も密になれば一人の天才がいなくても集合で天才になる。
・CSと言うがSS(自己満足)になっていないかをチェックする
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