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9月11日の感謝
911ですね。20年以上経ちましたね。
当時リクルートにキャリアビューという制度があり、企業に1年間出向できました。
国内外の企業が対象で、私は1年間シリコンバレーの社長のかばん持ちに合格しました。上司の部長もOK、事業部長もOKだったのですが、担当役員のBさんがNGを出しました。
理由は、当時私は首都圏の求人ビジネスのデータ分析のマネジャーだったのですが、名阪子会社、そしてリクルートワークス研究所を兼務させたいという事でした。担当役員が好きだったのと、彼の役に立てるならとあきらめました。
当時人事部長だったWさんが、こんな機会は無いから海外の短期のMBAを受けなさいとアドバイスを貰い、ノースウエスタンのコトラー教授の弟子が主催しているコースを受講することにしました。始まるのが9月末から。そして911。あのような悲劇が起きたのでアメリカへの出張は全面禁止になりました。
年末になり、出張も可能になったので次回のノースウエスタンのコースを選ぼうとしたら、次回は5月。景気が不透明になり、年度が異なると予算が取れるかどうかわからない。
年度内に行けるところということでIMDかINSEADかを迷い、フランスのINSEADを選びました。フォンテンブローにある素敵な場所で、たくさん学びました。今でも当時のメモを見ることがありますが、今でも役立っています。穴の開いたバケツモデル。ミドルオフィスの必要性。顧客満足度とロイヤルティは代替選択肢があるかどうかで影響が異なる。健康のためには3W(Water, Walking & Wine).
大人数でのフランス料理の接待の場合、席に座るまでに1時間ほど立食で話すこともある。同じヨーロッパ人でも英仏独が偉そうにしていて、明らかに民族や人種のヒエラルキーがある。
ホテルや学校内で円が使えず、困ったのも良い思い出です。
911が無かったらノースウエスタンに行っていたんだななどと(実際の被害に合った方からすると能天気な)考えることがあります。
BさんがNG出さなかったら、アメリカで1年過ごしていたわけで、そうなっていたら別の人生だったなって思う事も思います。きっとシリコンバレーに移住していたかもしれません。