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お金のブロックパズルで利益倍増♪ 儲かる仕組みの作り方2

以前の記事で、
儲かる仕組みづくりの第一歩は、粗利目標を決める事だ。

と書きました。

では、粗利目標をどうやって決めたら良いの?
という疑問が出てくると思います。

粗利目標を決めるためには、自社のお金の流れの全体像を知ることが近道です。

自社のお金の流れを簡単に知ることが出来る図が、お金のブロックパズルです。

お金のブロックパズルとは、西順一郎氏が著書「戦略会計STRACⅡ」で紹介するSTRAC表(現・MQ会計表)をベースに和仁達也氏が会計的な知識が2割でも、会社のお金の流れが図解で理解できるように見える化したものです。

①売上
まずは、入ってくるお金です。
今回は会社の売上を100とした場合で進めて行きます。

②変動費
売上数量に連動して増えたり減ったりする費用です。
※単純に売上ではなく、売上数量というのがポイントです。
例えば、コンビニだったら仕入れです。
売上数量が増えたら仕入れも増えるし、売上数量が減ったら仕入れは減りますよね。

③粗利(限界利益)
売上から変動費を引いたものです。
よく、企業の稼ぐ力を表してると言いますね。
※ここで言う粗利は会計用語で言う限界利益なので、一般的に言う売上総利益とは似て非なるものなので、ご注意を。

④固定費
売上に関係なく発生する費用です。
大きく、⑤人件費と⑥その他固定費に分かれます。

⑤人件費
人にかかるお金です。人件費、労務費、社会保険料、福利厚生費などが入ります。

⑥その他固定費
変動費と人件費以外の費用です。

⑦利益
粗利から固定費を引いた残りです。
※営業利益や経常利益などありますが、ここでは経常利益という事にして話を進めます。

一般的に利益って言ってるのはこの部分かなと思います。
うちの会社利益出てるのに、全然還元してくれないよ。と言うのはこの後のことを知らないからかも知れません。

そうです。利益=残ったお金では無い。んです。

⑧税金
利益に応じて税金がかかります。

⑨税引き後利益
利益から税金を引いたものです。
これが残ったお金か?と言うと、まだ先があるんですね。

⑩減価償却費の繰り戻し
ざっくり言うと、減価償却費とは、実際にはお金が出て無いのに費用になっている費用の事です。
お金が出ていないので、足します。

⑪返済
税引き後利益に減価償却費を足したものから返済を行います。
※返済には元金と利息がありますが、ここでは元金返済の事を言います。

まずここが、大きなポイントで、
返済は税引き後利益に減価償却費を足したものから行う。
という事。
元金返済額は、損益計算書にはのりません。
よくあるのが、節税だ。と言って、お金使うのですが、お金使っちゃったら税金も減るかもしれませんが、返済のためのお金も無くなる。
という事。
お金残したいなら節税の方法はしっかり考える必要があるよね。って事ですね。

⑫設備投資
返済と合わせて、損益計算書に載らない出ていくお金が、設備投資のお金です。
これが減価償却費の元になっているのですが、話がややこしくなるので、ここでは割愛します。

⑬繰越利益
ここで、残ったお金が来期に繰り越されます。
俗にいう内部留保ですが、2つの意味で必要になります。

まずは、万が一の備え。です。
コロナなどで、売上がいきなり下がってしまった!そんな時、固定費はかかってしまう。そんな時のために備えておく必要がありますよね。

もう1つは、将来の投資のため。です。
新しい社屋を建てるぞ!、3年後に10周年だから10周年記念行事をやるぞ!大きな投資をするためにコツコツ貯めておこう。
というようなお金です。

以上がざっくりとした、会社のお金の流れです。

粗利予算を立てるには、まずは自社の状況がどうか?この図に当てはめて書いてみるのが大事です。

お金のブロックパズル、書いてみて下さいね♪


私は、関わった人、会社の稼ぐ力を倍増させ、幸福度、収入共に世界ナンバーワンの街を作ります。

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中尾友和『部下が勝手に成果を出す!リーダーの口ぐせ』著者
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