5S活動って何のためにやるの?
会社で5S活動やってるんですけど、重箱の角をつつかれるような指摘ばかりで、何のためにやってるのか分かりません。5S活動自体がムダに思います。
リーダー研修である受講者さんから言われた言葉です。
ここで、5Sについてちょっと説明すると、
整理、整頓、清潔、清掃、躾(習慣)の5つのSをとって5Sと言います。
会社によっては、3S活動と言ったりもします。
製造業でよくやる活動なのですが、要は職場を綺麗に保ちましょう。っていう活動なんですね。
そんな中で、ある程度やってくると綺麗にする所も無くなってくるので、揚げ足取りみたいな指摘をするチェックの人もいて、何のためにやってるのか?が分からなくなってきたりもします。
ただ、私が思う5S活動の本当の目的は、
社員1人1人の気付く力を上げるため。
だと思います。
どういう事かと言うと、
床がちょっと汚れてるだけだと気づかなかったりするのを、この活動をする事で気付くようになる。
と、いう事なんです。
人が物事を修正するには、
気付く→改善の方法を考える→改善行動
という、ステップがあります。
気付きが無ければ当然改善もされないのです。
そして、5S活動をしてると、こうした小さな変化に気付けるようになって来るのです。
そして、汚れてるのに気付いたらすぐに掃除をする。
こういう習慣をつけていくんですね。
業績の悪い会社に行くと、
物が片付いてない、
貼り紙が破れたままになってる、
印が消えかかっている
時計が3分くらいズレてるのがそのままになっている。
ちょっとした事が直されてないんです。
ちょっとした事に気付いてても治さない→ちょっとした事に気付けない→大事故に繋がる
こんな風につながっていくんですね。
ちょっとした事を放置する会社、ちょっとした事に気付いてすぐ修正する会社、
どちらが業績が良くなるかお分かりですよね?
リーダー、マネージャー1人1人が5S活動をする意味を理解し、部下にも伝えて行く事で、心も財布も豊かな会社に繋がって行きます。
小さな事に気付けてるかな?
小さな事を放置してないかな?
考えてみて下さい♩